“旬魚”シリーズ、5月の旬の魚は、
「マアジ」と「ハマチ」です。
(旬魚については
8月21日のブログ参照)
旬を味わってみましょう!
まずは
「マアジ」について、
お馴染み
「松江水産事務所○○氏の“つぶやき”」をご紹介します。
■マアジ
マアジがおいしい盛春になりました。
“どんちっちあじ”
ご存じですよね。
この時期、浜田のまき網でとれる
体脂肪率が10%以上のとろけるようなアジです。
でも、水温が低いのかなぁ、
今年はまだ姿が見えないようです。
楽しみは後にとっておきましょう。
島根半島の定置網にも丸々したマアジが獲れてきます。
お値段もお手頃になるはず、是非食べてね。
今回は浜田の某料理長(大将)に教えてもらった
「たたき」を紹介します。 今宵一献傾けましょう。
①ネギの小口切り、ショウガのみじん切り、ニンニクのみじん切りを用意。
②アジはたすきに落とし、内蔵を出す。
③3枚におろし、皮をはぐ。皮は手で引きはがせます。腹骨を欠きます。中骨にお肉がたくさん残ったらスプーンでそぎ取りましょう。
④3枚おろしの身やこそげ取った身を適当に乱切りする。
⑤ ①を加えて粘りけが出るまで包丁でたたいてできあがり。
※浜田の大将によると
「生ニンニクを加えると粘りけが出る。ここまでたたこう。」とのこと。
ここら辺は好みもありますが、
私は近頃少し味噌を加えてたたいています。
※3枚おろしはとりつくのに抵抗があるけど、
中骨についた身をスプーンでそぎ取るようにすれば
少々の失敗は気になりません。
この中落ち部分が結構ふんわりしておいしいんです。
以上、松江水産事務所○○氏の“つぶやき”でした。
お手軽価格で材料調達できる、
“家計にやさしいお手軽料理”
ありがたいですよね。
【マアジ】(写真・文:水産技術センターホームページより)
日本人の朝食といえば、白いご飯と、味噌汁、
そして塩鮭、納豆、目玉焼、焼海苔などが思い浮かびます。
しかし、忘れてならないのがアジの開き干しではないでしょうか。
一口にアジといっても、その仲間には、
マアジ、マルアジ、メアジ、ムロアジ、シマアジ、カイワリ
など多くの種類があります。
その中でも漁獲量が最も多く、食味も良いのがマアジです。
マアジは日本全国に分布しており、島根県では主に
まき網で漁獲され、全国有数の水揚を誇ります。
マアジはまき網などによって大量に漁獲され、
その需要も大きいため、水産業にとって重要な魚です。
平成9年にマアジ資源もあらかじめ漁獲量の
上限が定められるようになり、
マアジ資源が枯渇しないよう効率的、永続的な利用を
目指して管理していくことになりました。
ところで、アジはその味の良さから
アジ(味)と呼ばれるほど美味しい魚ですが、
おいしさの秘訣はやはり脂の乗りにあります。
また、サンマやサバが秋に美味しいように、
アジにも美味しい時期、すなわち「旬」があります。
最近の調査で島根県沖のマアジの旬は、
春先~初夏であることが分かってきました。
また、同じ県内でも西部の浜田産と、東部の恵曇、鳥取県の境港では
旬の期間、脂の乗り具合いや大きさによって、
美味しさも異なることが分かってきました。
浜田は、他産地に比べ旬の期間が長く、
4~7月頃が旬で、特に5〜6月の脂の乗りは全国屈指です。
鮮度のよい小アジを刺身やタタキで食べれば、
ぷりぷりした歯ごたえと、くせの無い甘味が楽しめます。
「アジの開き干し」の生産量は静岡県の沼津が日本一ですが、
浜田産の開き干しは原料の品質がよく、
関東市場でも高級品として販売されています。
浜田産の「アジの開き干し」は、脂が十分乗っているため、
焼くと身がとても柔らかくジューシーといえます。
また、恵曇産や境港産は、6~8月頃が旬で、
浜田産より少し大きめの22cm程度のものが脂の乗りが良いようです。
以上、水産技術センターのホームページから、一部ご紹介しました。
詳しくはコチラにアクセスしてみてください
http://www.pref.shimane.lg.jp/industry/suisan/shinkou/umi_sakana/sakana/2/2-34.html(島根の魚 マアジ)
“ハマチ”は後日改めてご紹介したいと思います。