(画像は水産課HPより)
4月26日に、農林水産省により
平成27年の全国の内水面漁獲量が
公表されました。
その結果、島根県のシジミ漁獲量が
昨年に続いて2年連続で日本一に輝きました。
島根県のシジミ漁獲量は、
長年、全国1位の座を維持してきましたが、
県内最大の産地である宍道湖の資源水準が悪化し、
平成23年には1位の座から陥落していました。
そのため、漁業者のみなさんは資源の回復を図るため、
漁獲制限や漁場環境の改善などに取り組まれてきました。
こういった取組を進める中で、
平成25年秋以降に資源回復の兆しが見られ、
平成26年には3年ぶりに全国1位の座を奪還しました。
しかしながら、シジミ資源はさまざまな要因により
変動しますので、いつ何時また資源水準が悪化するか分かりません
そこで、島根県では平成24年からの6年間を計画期間として、
国内の環境及び生物の専門家で構成した
「宍道湖保全再生協議会」で資源変動の要因の解明と
その対策について検討を行っています。
これまでの調査結果により、宍道湖で起きる現象が
シジミ資源の変動に及ぼす影響が明らかになりつつあり、
これからはこの結果を基に対策を検討していく予定です。
詳しくは水産課HPをご覧ください
これらの取組により、シジミを安定的に、
獲ることができる日も近いと思われます。
今後の成果に期待したいですね
このように、シジミを守るために漁業者や行政が
精力的に取り組んでいるところですが、
一般の県民のみなさまにもできることがあります。
なにか分かりますか?
それは、シジミのことを知ること、
そして、しっかりと食べることです。
松江市の一人あたりのシジミ消費量は
2位以下を大きく引き離して日本一ですが、
近年は減少傾向にあります。
漁業者の方々がどんなに一生懸命
シジミを守り、漁獲をしても、
それを利用する人がいなければ
その努力が無駄になってしまうかもしれません。
みなさんももっとシジミを食べて
応援をよろしくお願いします