“旬魚”シリーズ、6月の旬の魚は、「マグロ」と「トビウオ」です。
(旬魚については
昨年8月21日のブログ参照)
旬を味わってみましょう!
まずは、マグロに関する話題からです。
お馴染み「松江水産事務所○○氏の“つぶやき”」をご紹介します。
■マグロ
松方弘樹は、スゲ~~ですよね。
太平洋のクロマグロ資源管理、その内容に注目しなければなりませんが、
6月から8月に水揚げされるマグロを楽しみましょう。
やはりお造りですよね。
6月、「父の日」です。
何度か父に境港産クロマグロのトロをプレゼントしました。
大変に喜んでいただきました。
みなさ~~ん、父の日には
境港産クロマグロをプレゼントしましょう。
今年はどうか好漁でありますように。
(オマケのつぶやき)
~モボシが獲れています~
モボシ=スズメダイが島根半島の定置に入り出しました。
我が普及スタッフによると塩焼き、南蛮漬けがおすすめとのこと。
それはそれはお手頃価格で買えますので是非ご賞味あれ。
以上、松江水産事務所○○氏の“つぶやき”でした。
【クロマグロ】(写真・文:水産技術センターホームページより)
[クロマグロの幼魚(ヨコワ、メジ)]
マグロと一口にいっても、実はさまざまな種類があります。
分類学的にはサバ科マグロ属に分類される
クロマグロ、ビンナガ、キハダ、メバチ、ミナミマグロ、コシナガ
などが一般的にマグロと称されます。
ちなみに、「カジキマグロ」と呼ばれる魚がいますが、
これらはマカジキ科およびメカジキ科に分類され、
マグロの呼び名がついていても実は違う種類の魚なのです。
マグロの中で最も値段が高く、マグロの代名詞
ともなっているのがクロマグロです。
クロマグロには太平洋系群と大西洋系群とがあり、
太平洋系群は、幼魚時代を日本近海で過ごし、
その後成長しながら太平洋全域に広がっていきます。
日本近海にいるクロマグロは20kg以下の幼魚(「ヨコワ」とか「メジ」などと呼ばれる)と
100kgを超えるような大型の「ホンマグロ」であり、
その中間の大きさのものは遠く離れたアメリカ西海岸沿岸にまで
渡って生活しているそうです。
[定置網で漁獲されたクロマグロ]
島根県で漁獲されるマグロ類は大半がクロマグロで、
主にまき網、釣、定置網で漁獲されます。
釣は仁摩、大社、五十猛、浦郷などで盛んに行われています。
近年、大型のマグロが減少し、小型のヨコワが増加してきています。
[まき網で漁獲されたクロマグロ幼魚]
マグロといえばやはり「トロ」ではないでしょうか。
これはマグロの腹部の肉で非常に脂が乗ってます。
元来、日本人はあまり脂を好まず、昭和の初め頃までは、
トロの部分はアラとして扱われ、焼いたり煮たりして、
脂を十分落として食べていたそうです。
しかし、高度成長期になり食文化の西欧化とともに
脂っこい食事が好まれるようになると、
トロの部分がもてはやされるようになり、
寿司ネタの王者とまでいわれるようになりました。
今ではマグロばかりでなく、ブリトロ、紅トロ(ベニザケ)、
トロアジなどマグロのトロにあやかって、
さまざまな魚でトロを売りにしたブランド化が進められています。
以上、水産技術センターのホームページから、一部ご紹介しました。
詳しくはコチラにアクセスしてみてください
http://www.pref.shimane.lg.jp/industry/suisan/shinkou/umi_sakana/sakana/2/2-17.html(島根の魚 クロマグロ)