![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/bf/472fbab8f8f54216a6b64a9342814308.jpg)
(画像は赤名酒造HPより)
日本酒
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/drink_sake.gif)
というと、全国各地の酒蔵で作られており、
特に三大酒処の灘(兵庫)、伏見(京都)、西条(広島)が有名です。
しかし、島根県も日本酒
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0240.gif)
とは深い縁があります。
出雲市にある佐香神社は、酒造り発祥の地とされ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
、
約1300年前に編纂された出雲風土記にも記載されているなど、
古くから酒造の神として信仰を集めています。
また、「酒」の語源は「佐香」だという説もあるとのこと。
※詳しくは
コチラをご覧ください
このように、日本酒と縁の深い島根県ですが、
現在(H27.4月末時点)、県内には31の酒蔵があります。
そのひとつ、飯南町にある「赤名酒造」を
今回は紹介します
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fuki_oshirase.gif)
。
赤名酒造は、昭和4年(1929年)に
地元の酒造会社の合併により誕生しました。
戦後は順調に醸造量を増やしていきましたが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/up.gif)
、
昭和50年代をピークとして、それ以降は全国的な日本酒離れもあり、
生産量は減少
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/down.gif)
、平成15年には廃業の方針が示されました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_shock_s.gif)
。
しかし、町民から惜しむ声が多く寄せられたことから、
酒造り文化を継承するため、町が施設を買い取って
指定管理に出すことで酒造りが継続されました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_2.gif)
。
平成26年には、老朽化した施設を改修
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
して、
県内でもトップクラスの衛生的な酒蔵となるとともに、
最新の醸造方法に基づいた機械を整備しました。
さらに、地域おこし協力隊として技術伝承に取り組んでいた
三島崇暁氏を代表に迎え、組織を株式会社化
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/atten.gif)
。
原料の米は飯南町産にこだわり、純米酒のみの酒蔵に生まれ変わりました。
全量純米の酒蔵は島根県初
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/atten.gif)
とのこと。
平成26年初冬には新たな体制で初仕込みを行われました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_happy_s.gif)
。
これまでは、主に町内向けに製造していましたが、
これからは町外、県外へも積極的に売り込むとのこと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_do.gif)
。
若者を中心に日本酒離れが進むなど厳しい状況ではありますが、
一方で一昨年には「和食」がユネスコ世界文化遺産に
登録されたこともあり、海外での和食人気が高まっており、
それに合わせて日本酒の輸出も増えているとのこと。
島根の酒造り文化を受け継いでいくとともに、
それを通じて地域の活性化につながるよう、
頑張っていただきたいですね
赤名酒造株式会社のHPは
コチラ
さて、このたび縁あって赤名酒造の銘酒「絹乃峰」を入手する機会に恵まれました
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。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/c5/0b4582821bdd54af8dc292003fbb1a26.jpg)
購入時に付いていたお酒の説明文です。
こだわりの製法が伝わってきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/73/ad/c55031b69a1af0c02a206ce0d2eb4464_s.jpg)
(クリックすると拡大します)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/94/379a448a5ef241007a8fbf411944af6a.jpg)
写真では分かりづらいですが、うっすらと黄色く色づいています。
熟成させることで色は濃くなっていくとのこと。
日数をかけてゆっくりと飲んで、味の変化を楽しんでみるのも良いかもです。
さっそく一口いただいてみると・・・
うまいッ
非常に旨味の強い、どっしりとした味わいです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/good.gif)
。
最初は常温でいただきましたが、
燗にするとさらに香りを強く感じられました。
個人的には温めた方が好みですね
良質のお酒
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/drink_sake.gif)
には美味しい肴が欠かせません。
日本酒にはやはり、魚
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0246.gif)
。本日は、島根県沖合で
捕れた魚介類をいただきました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/rabi_happy.gif)
。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/d8/01f7da5f1123faa2abf3b72c0ce8556f.jpg)
上から、マアジ、エッチュウバイ(白バイ)、ハタハタです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/1a/481ebb598a461f005c1682268968ae73.jpg)
マアジと白バイのお刺身です。
マアジは残念ながら浜田市でブランド化を進めている
「
どんちっちアジ」ではありませんが、
しっかりと脂がのっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/e4/28f712d3abd77a0c3923b2a900c29949.jpg)
これから脂がのって美味しくなっていく時期ですね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/3hearts.gif)
。
白バイは、こりこりとした食感と甘みのある身が、
たまりません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0207.gif)
。
県外の人に食べさせたときに、白バイが一番喜ばれるように思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/b5/3ec79175cadb275112bc41f0305b1502.jpg)
白バイはバター焼にもしてみました。
お刺身、焼バイ、煮バイなど、和風の調理法だけでなく
洋風の味付けに合うのも、魅力のひとつですね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heart.gif)
。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/75/1358033010205f644d9416277b0801ec.jpg)
ハタハタは煮付けにしました。
こちらもしっかりと脂がのっていて、
身がぷりっぷりとしていました。
美味しい肴を食べ、美味しいお酒をグビリ・・・
至福
ちなみに、この日のご飯
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は島根県産きぬむすめ。
大変地産地消率の高い食卓となりました