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はしか感染拡大 国内でも

2024年03月23日 12時39分48秒 | 健康
  はしかの感染が相次いでいる。 2024年の患者数はすでに20~22年各年の感染者数を上回った。
  背景に世界的な感染拡大がある。 新型コロナウイルス流行期にはしかのワクチン接種率が下がったた
  めで、受診を控える動きが広がった日本も同様の状況にある。 感染力が非常に強く重症化の恐れもあ
  る。 国は予防接種の徹底を呼びかけている。

 東京都は12日、5歳未満の男児がはしかに感染したと
 発表した。2月下旬に南アジアから帰国し、発症後に入
 院した。大阪や愛知などでも感染が報告され、自治体な
 どの公表分だけで24年に入り少なくとも8都府県15
 人に上る。 国立感染症研究所によると、国内で報告が
 あった患者数は世界的に流行した19年には700人を
 超えたが、20~22年は10人以下にとどまった。コ
 ロナ禍の行動制限などの影響とみられ、緩和された23
 年には28人だった。24年はさらに上回るペースだ。
 感染者は世界的に急増している。世界保健機関(WHO)
 によると、23年は前年比8割増の30万人以上が報告
 された。国際的にも往来が回復し、感染症が広がるリス
 クは高まった。
  これに伴い日本でも帰国者らの感染が目立つように。 2月下旬アラブ首長国連邦(UAE)から関西国
   際空港に到着した航空便の乗客だけでも複数人の感染が判明した。 WHOは感染拡大の要因として
   コロナ過ではしかのワクチンを接種する子どもが減ったことを挙げる。 国・地域によってはコロナ
   対策に医療資源が集中し、外出制限による医療機関の受診控えも影響したとみられる。

  日本では、はしかのワクチンは定期接種の対象で1歳と小学校入学前の2回受ける。 厚生労働省によ
   ると、22年度の接種率は1回目が95.4%と過去10年で2番目に低かった。  2回目は92.4%
   10年で最低で、集団免疫の獲得に必要とされる95%を下回った。

  はしかは感染力が非常に強く、空気や飛沫、接触でうつる。 免疫を持たない人が感染するとほぼ全員
   が発症するとされる。 日本プライマリ・ケア連合学会によると、1972年9月30日以前に生れ
   た人は定期接種の開始前で接種していない可能性がある。 それ以降でも2000年4月1日生まれ
   までは接種が1回だけで、免疫が不十分な場合があるという。
  感染症に詳しい川崎市健康安全研究所の”岡部所長”は「はしかはマスクや手洗いだけでは防げず、免疫
   を獲得しておくことが大切だ」と強調。 母子手帳などで接種歴を確認し、接種や感染の経験がない
   場合は受けるように呼びかける。
  渡航のほか、感染が疑われる人と接触した際は体調変化に特に注意を要する。 東京都は高熱などの症
   状があれば事前に医療機関に「はしかの疑いがある」と連絡するよう求める。 受診時も公共交通機
   関を利用しないなど、医師らの指示に従い行動する必要がある。

   厚生労働省によると、はしかに感染すると約10日後に風邪のような症状になり、その2~3日後に
   39度以上の高熱と発疹が出る。 新型コロナやインフルエンザよりも格段に感染力が強く、同じ部
   屋にいるだけでうつることがある。
   肺炎や中耳炎などの合併症を引き起こす可能性もある。 先進国でも1000人に1人が死亡するリ
   スクがあるとう。
   SNSでは症状を軽視したリ、ワクチンを否定したりするような投稿もある。 国連児童基金(ユニセ
     フ)
は誤情報が世界的な接種率の低下の一因になっていると指摘。  国際組織「Gaviワクチンア
   ライアンス」も「子どもの命を奪うはしかのような病気を広げる大きな脅威となっている」と警鐘を
   鳴らしていまし。

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