農業じゆう人

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首都圏で大雪の要因は?

2022年01月13日 12時36分07秒 | 地域
  このところ、日本付近を低気圧がよく通る。 1月6日には南岸低気圧が通過した
   影響で東京や千葉、神奈川などで予想外の大雪に見舞われました。
 11日も北日本と南岸を低気圧が通過し
 たが、関東の平野部は雨だった。どんな
 条件のときに太平洋側の平地で雪が降り
 やすいのだろうか? 再び首都圏の大雪
 はあるのだろうか。
 西高東低の冬型の気圧配置のときには、
 日本海側の各地は大雪、太平洋側は乾い
                    た晴天となる。 
  ただし例外がある。 寒気が非常に強く、暖められた地表との間の温度差が大き
   くなって上昇気流が発生し雲ができる場合だ。一時的に小雪が舞うことがあり
   今シーズンは2021年の大みそかに東京で観測された。

  しかし、太平洋側の雪といえば、やはり南岸低気圧によるものが代表的だ。 
   低気圧は上空の気圧の谷の動きに合わせ、日本の南海上のほか、日本海から北
   海道に向かう北のコースも通りやすい。 どちらが主役かで日本の天気は大き
   く異なるそうだ。 北の低気圧が主役なら本州の広範囲に南風が入って気温が
   上がる。 南の低気圧が主役だと北寄りの風とともに寒気が流入し、関東平野
   でも積雪の可能性が高まる。 11日は途中まで北の低気圧が有力だった‥。
   後半は南岸低気圧に主役の座を明け渡したが、その頃には寒気が弱まり関東平
   野部などでは雪にはならなかった。
 寒気があっても南の低気圧が陸地から離れ
 すぎていた場合、雪は降ってもちらつく程
 度だ。6日に東京で10㌢の雪が積もった
 際も低気圧は南海上をやや離れて通り、大
 雪にはならないと考えられた。気象庁によ
 ると、予想に反して積雪した一因は関東付
 近に発生した局地的な低気圧だった。
 東京湾やその南の海上では、地形効果など
 のために異なる方向からの風がぶつかる「
 シアーライン」ができやすい。 そこに上
 空の気圧の谷の影響が重なり、局地低気圧
 が発生した。海面水温が高めだったことが
 雲の発達を促した可能性もあるそうだ。

  今週は明日14日ごろまで強い冬型の気圧配置が続くが、その後は再び低気圧の
   通過が増えてもおかしくないと予測。 統計的にはこれから2月にかけて、首
   都圏などでもっとも雪が降りやすい季節となるので注意しましょう。