農業じゆう人

     健康を第一に無農薬で
          安心・安全・新鮮な野菜作りに励んでいます!

どんど焼き

2022年01月15日 12時31分40秒 | 地域
  ええ~っと今日は何日だったけとカレンダーを見ると‥15日! えッ1月ももう半分過ぎたの?
  (よく笑点という番組で“故・桂歌丸師匠”が今年も残り11カ月とチョイになりましたと言ってましたな~)
  ホント歳をとると月日の経つのは早いものだな~とつくづく感じてしまいます。 そういえば
  もうひとつ私のような脳みそが固定してしまっている人間は、そうか“成人の日”なんだよな?
   などと全く現代離れをしたようなことを思い浮かべてしまいます。
  〔成人の日なんてとっくの昔〈1999年(平成11年)以降〉今の方式に変わっています〕
 それといまだかつて15日で思い浮かぶのは「どんど焼き」です。正月明け
 の小正月にあたる15日は子どものだけでなく大人も含め一大行事でした。
 学校から帰ると川に集まり上級生は大人と共に入り支柱になる木を運ぶ役目
 立てる穴を掘る役目・下級生らは各集落をリヤカーを引いて回り飾り物など
 を集める役目。そしてそれらを支柱に飾り付け他の2集落に負けないように
 しながら全員の気合で火をつけるという大行事でした。
 この火で焼いた餅を食べると風邪を引かないなどといったような迷信もあっ
 た。またサツマイモを投げ入れ焼けたなどは本当においしいものでした。
 今ではやらなくなったようですが懐かしい思い出が残っています。

  漫画家の“水木しげる先生”が、90歳を超え連載した「わたしの日々」で、故郷、鳥取・境港
   での行事を回想している。 「トンドさん」です。 ちょうど今時分、しめ縄や松飾りを各
   戸から集め、高く積み上げ盛大に燃やす。 その火で焼いた餅が水木少年の楽しみだったそ
   うだ。 (先生も私と同じだったようですな)
  「どんど焼き」「鬼火焚き」など、場所によって呼び名はさまざま。 平安時代、小正月にあ
   たる15日に宮中で行われた祭り「左義長」にルーツを持つらしい‥。 その名を催しに使
   い続けている地方も多いようだ。 豊作を祈り、災いから身を守る願いが込められ、書き初
   めの失敗作を燃やすと、字が上達するとの御利益もあると聞いたことがある。

  「答案用紙にどんどに託す供養かな」(村山砂田男)。 受験生が成績アップを願ったのかもしれ
   ない。 とはいえ、今年も多くの人が炎に祈るのは、やはり新型コロナの一刻も早い収束で
   はないでしょうか。 新たな変異型は驚異的な感染力の一方、重症化の例が少ないというこ
   とが特徴のようで、従来の施策に見直しを迫り、政府が対応に追われている。
  社会の機能や経済の流れを止めず、ウイルスの封じ込めを図る難路だ。 乗り越えられるか。
   ちなみに、どんど焼きの塔は、最後に縄などでその年の恵方へ倒すことが多いといわれる。 
   日本の各地で吉兆が表れるようで、少し気持ちが明るくなる。 気温は低く、降雪も続くが
   日脚は伸びて陽光も強くなってきている。 前途に少しでも明るい希望を持ちたいと願って
   やまない。 それには国民全員のゆるぎない心構えが必要になるのではないでしょうか。