農業じゆう人

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トップリダー

2020年07月24日 12時31分45秒 | 話題
  現下の新型コロナウイルス禍は「大恐慌以来」とか「それ以上」などといわれている。
  では、当時の指導者(大統領や首相らその国のトップ)らは、どんな言動で不安を募らせる
   国民にどのように接していたのだろうか・・?

  世界に君臨する大国の歴史から学ぼうと米国の例をひもといてみた。  
  まじめで派手さを嫌った共和党の"フーバー大統領"です。
  1929年3月に就任して、10月には「暗黒の木曜日」を迎えた。 「大暴落の失
   業への影響は60日以内に終わる」「最悪期は脱した。 回復は早い」と必死に国
   民の悲観を打ち消そうとする。 しかし、需要の不足による不況の大嵐はやまず、
   やがて高関税による保護貿易策をとり、世界経済をさらなる混乱に陥れてしまった。

  アメリカンドリームを象徴すると評されたリーダーは、いつしか「教条主義者」「融
   通のきかない男」のレッテルで呼ばれたらしい。 誰もが認めた勤勉なトップでさ
   え、未曽有の事態への対処は難路だったようだ。 
  振り返って、このコロナ危機下、科学やデータを顧みず、経済再開を急ぐ大統領は
   国や世界をどこへ導こうとしているのだろうか。 己が優先のように思える。

  海を隔て、こちらの足元もぐらついるいる。 マスク配布の遅れ、給付金のドタバタ
   加えて「Go To トラベル」事業は迷走気味だ。 「失業者や中小企業経営者は『忘
   れられた人間』になっている」。 フーバーの後任のルーズベルトは演説で前任を
   こう非難した。 来年にかけて両国で似た光景が繰り広げられるかもしれない。

  リーダーたるものは、自国のことはもちろんだが自身の政策だけを押し付けるような
   ことではダメでもっと広く世界を見渡す目をもってほしいものだ。
   また目先のことだけに惑わされずなく長期的のどうすべきか、どう進めるべきか
    などといたビジョンをもってほしいものです。