農業じゆう人

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最近の社会問題

2020年07月09日 12時44分32秒 | 世間
  待機児童問題の切実さを訴えた匿名ブログの書き込み、「保育園落ちた日本死ね」が
   恒例の新語・流行語大賞のひとつに選ばれたのは4年前のことだ。
  これ国会でも取り上げられた。 少子化や女性の離職の一因として注目され、待機
   児童解消を公約に掲げる自治体の首長も増えた。
  それでも、希望しても保育所に入れない待機児童は昨年、1万6000人以上いた。

  さらに深刻なのは、介護を理由とした離職の問題です。 
  政府は、2020年代初頭までに特別養護老人ホームの待機者をゼロにする目標を
   掲げていた。 だが、約29万人が入所を待っている。 施設の整備や、ケアを
   担う人材の確保が喫緊の課題だ。

  熊本県南部を襲った豪雨で多数の死者・行方不明者が出た。 懸命な捜索、救助活
   動が続いている。 やり切れないのは、災害弱者の暮らしの場が濁流にのまれて
   しまっていることです。 球磨村の特養「千寿園」で14人が逃げ遅れた。
   多難な時代を通り抜け、穏やかに人生の終章を迎えるはずの皆さんだったと思う。
   これまで毎年のように繰り返された豪雨災害の悲劇がまたも起こってしまった。

  昨年の台風19号では、長野市の特養が浸水した。 入所者全員を2階に移動して
   事なきを得た。 国は避難計画や訓練の実施を義務付けるが、未達の施設も多い
   という。 誰もが老いて、災害弱者になる可能性があり得る。  こう考えると
   現役世代として人ごとではないはずだ。 ネットなどで情報発信できない要介護
   のお年寄りの境遇に思いを致し、教訓を深く胸に刻みたい。

  ビートたけし氏がテレビ番組で熊本県球磨川の氾濫被害などについて「地球温暖化
   だから毎年毎年、同じじ状態が絶対くると思う。 去年、今年と珍しい例じゃな
   いんだから、来年も再来年も同じだよ、これ。 そうすると毎年同じことをやっ
   ていることになるんで、早く大なたで切るようなドンとした政策をやらないとダ
   メだと思う」と提言していました。 全くその通りだと思う。
  政府は自分の都合のいいことは「閣議決定」とやらでさっさと行うが、国民が窮地
   に陥るような事項については、対応などが本当に遅いし先を見る目もない。
   総理が日ごろから答弁などで「国民の生命と財産を守る」とよく言っているが、
   本当にそう思っているのなら、近年何度も繰り返し発生しているこのような問題
   についてもう少し真剣に且つ早急に考え対応してほしいと思う。