農業じゆう人

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Go To トラベル事業

2020年07月17日 12時35分00秒 | 世間
 知らない街を歩いてみたい どこか遠くへ行きたい‥‥‥‥ ("永六輔作詞 中村八大作曲")
  この「遠くへ行きたい」を聴いて遠くまで行った人が、かつてはたくさんいたはずだ。
  
   
   ちょうど50年前、当時の国鉄が始めたキャンペーン「ディスカバー・ジャパン」は、
    このテーマソングとともに旅ブームを演出した。 (私も一人で東北一周をした)
    いわゆるアンノン族が出現したのも、このころだった・・。
   キャンペーンが大成功を収めたのは、時代と共振していたからであったと思う。
   ミニ周遊券を手に古い寺を訪ね、城下町をめぐる。 私の場合はリックを背負って一人時刻表を
    もって電車に乗り駅弁を食べながら東北各地を歩き回った。
 まさに高度成長真っ盛りの時代。 
   自由な個人旅行をするゆとりが生まれ、それは私のような若輩者らにも及んだ。
   非日常を楽しみたいという時代の気分は、旅心を大いにふくらませてくれた。

   コロナ禍のなかで、いま政府の「Go To トラベル」 事業が物議をかもしています。
   旅行代金の半額を補助、1人あたり1泊2万円が上限で何回でも利用OKです!という
    大盤振る舞いです。 感染者が再び増え、15日に東京都は警戒レベルを最高の4に
    引き上げた。 それでも旅に出ようと国が促すのだから当惑するほかにない。

   業界の期待は大きいようだ。 しかし街で暮らす皆々さんの旅心がわかないのに政府が
    旗を振って、そんなに効果があるのかどうか‥‥はなはだ疑問がいっぱい。 
   逆に、このキャンペーンが感染を広げたら人災だという知事の意見も出ている。
   しかし政府は東京都を外して予定通り行うと発表された。 東京の近郊3県や大都市の
    状況をみれば同じだと思うので、沈静化するまで待てばいいと思いますが・・・。
   内容を見ると、遠出を避けて都心の高級ホテルに滞在という使い方もあるそうですが・・
    そういうのもお金に余裕があっての話ではないでしょうか。
    コロナ対策がどこか遠くへ行ってしまうように思えてならない・・。