農業じゆう人

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漢字の不思議

2020年07月07日 12時55分24秒 | 私事
  私はいい歳(後期高齢者)をしてるのですが、恥ずかしながら漢字の読み書きが苦手です。
  従いまして辞書や広辞苑などがないと困るほどです。(最近は外でも使える電子辞書が必携) 

  昔、栃木の南西部から東武電車に乗って東京に行くというと、行く先は浅草のことでした。
  浅草にあるのは、浅草寺。 「アサクサ」に「センソウジ」。 すぐ近くに浅草神社もある。
   これは「アサクサジンジャ」という。 仏教は中国から伝来したから、寺は漢字を中国式
   の音読み、神社は日本古来のものだから訓読みと聞いたことがある。

  では次の場合は説明がつかない。 浅間山(あさまやま)、浅間神社(せんげんじんじゃ、何カ所
    かある)
、浅間寺(せんげんじ、横浜にある)
   京都の名所清水寺は、音読みの「セイスイジ」でも、訓読みの「シミズデラ」でもなく
    「キヨミズデラ」。 これも訓読みの一種なのだろうか、よく分からない。
   山口県秋吉台にある特別天然記念物の秋芳洞は、一般的には「しゅうほうどう」と呼ば
    れているが「あきよしどう」が正しいらしい。 なら「秋吉洞」と書けばいいのでは
    ないか‥‥。 同じ地域なのに漢字表記が異なるのは、なぜなんだろう・・。

  そう言えば、俳優の”仲代達矢さん”がインタビューかなにかで、かの巨匠"黒澤監督"に初め
   て会った時の話しをしていた‥‥「君の名前はおかしい。 上がナカなら下はシロだ。 
   でなければチュウダイだ。  ナカダイは重箱読みだ(正しくは湯桶<ゆとう>読み)」と言われ
   「でも、先祖代々こうなので、仕方ないのですが‥‥」と、困惑して答えたという。

  平仮名と片仮名、漢字に訓読みと音読み。 さらに、前記清水寺や「角」(カク、カド、ツノ
    ほか)
のように、訓にも音にも複数の読み方があったりする。 私たちはこれだけ複数な
   文字を駆使しているんだ‥‥皆さんは少し誇らしい気分になるのではないでしょうか。 
   私は残念ながらその域には達していませんのでまだまだ勉強が必要だと心得ています。