農業じゆう人

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夜の街

2020年07月10日 12時31分29秒 | 話題
  ネオン、涙、男と女、酒場‥‥。 昭和の歌謡曲には、こういう言葉がよく使われていた。
  ため息、こぬか雨、ゆきずり‥‥。 小さな路地の盛り場の濃密な匂いをまとった歌を、
   みんなが口ずさんでいたものである。 (飲めなかった私はこのような経験はない)
  実際に人々はそこにひとときの愉楽を求めて集い、ロマンを見いだしていたという?

  かくも愛されてきたはずの場所が、昨今はずいぶんと無遠慮な視線にさらされている。
  新型コロナウイルスの感染が広がるなかで、行政や専門家が危うさを強調しているのが
   「夜の街」のようだ。 いつの間にか世に知れ渡った、このあやふやな言い方は誰の
   考案なのだろうか。 どこか蔑みのニュアンスを感じるという声が少なくないという。
   「感染者の〇人は『夜の街』関連」「どうする『夜の街』対策」‥‥。 
  文脈によっては、健全な市民生活の敵みたいにイメージされる恐れている向きもある。
  社会のさまざまな弱さを浮かび上がらせ、亀裂をもたらすコロナ禍。
  我々も何気なく使ってしまう言葉に傷つく人は、世には間違いなく結構いると思う。

 咲いて流れて散っていく 今じゃ私も涙の花よ‥‥。 
 かつて"森進一さん"が歌った「盛り場ブルース」には、
 それこそ日本中の「夜の街」が登場し、そこに生きる人
 たちの哀歓がにじんでいた。 東京から始まり、札幌ス
 スキノ、大阪のキタとミナミ、博多の中州。
 次々に歌
 われる名を聴けば、苦境がくっきり目に浮かびませんか? 

   確かに今のコロナ禍にあっては苦言を呈したい気持ちは誰でもあると思う。
   しかし、ここ数日の感染状況を見るとすべてが「夜の街」なの?と思いたくもなる。
   政府や東京都などは検査数の増加と言っていますが、専門家や医師の話では、感染
    経路不明が多く見られるので街中での感染リスクも高まりつつあると指摘。

   夜の街の皆さんらに改善を求めるのは引き続き必要だが、それだけでなく医療には
    まだ余裕があるから大丈夫などと言っておらず、もう少し先のことを見据えた対
    策を図ってほしい。 若者から中高年~高齢者へすぐになりますから!