農業じゆう人

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魚の干物

2020年04月29日 12時46分41秒 | 
  新型コロナウイルスによる「巣ごもり消費」で、魚の干物の売れ行きが好調だという?
  ご飯に合い、保存性にも優れていると言われる干物。 味や食感も進化している。
  バサバサすた塩辛いイメージは過去のものだ。  最近は柔らかくジューシーなもの
   緑茶やハーブでアクセントを付けたものなど多彩になっている。
  あらかじめ骨や背びれをとり、生ごみを9割減らせるタイプも登場しているという。
         

  "さぁ、今夜のおかずにいかがですか~" ‥‥。 威勢のいい店員の掛け声が響く、
   スーパーの鮮魚売り場。 ホッケの開きを購入したという主婦の方は「焼くだけ
   と調理が簡単で、ビールにもご飯にも合うから」という・・。
  3月の外出自粛の要請以降「スーパーからの注文が大きく伸びた」と話すのは、丸
   千千代田水産(東京・江東)の"小久江課長"。 同社は豊洲市場で干物取扱量のトッ
   プクラス、「アジの開き」だけで月1億円近い売り上げがある卸大手だという。
   アジやサンマ、シシャモなど幅広い魚種で売れてるという。

  干物は進化しているそうだ。 近年のトレンドは「ジューシー干物」だそうだ。
  札幌市の干物専門店、ふじと屋の看板商品は「ピチピチ造り」。 ホッケや秋サケ
   コマイなど北海道の魚を中心に一枚一枚手作りしているそうだ。 特徴は「身が
   ふっくら柔らかく、魚特有の生臭さを抑えた」(斎藤社長)ことだという。
  ジューシーさの理由は製法にある・・干さずに魚を特殊なシートで包んで低温熟成
   させている。 魚の余分な水分と生臭さが取り除かれ、うま味だけが残る。 
   一番人気は「真ほっけ開き」(950円)。 道内のスーパー、アンテナショップ、
   ホームページなどで販売。 最近はフライパンで焼ける干物も登場している。
   魚を家で焼くと、グリルの掃除や生ごみの処理が面倒という人をにらんだ商品だ。

  五十嵐水産(静岡県沼津市)は昨年「エコひもの」(16尾1600円)を発売した。
   アジの開きの頭と尻尾をあらかじめ取り除いており、ゴミが少なく、フライパン
   で一度に多く焼ける。 今月には「令和の干物」(2~3枚入り398円前後)も発売
   した。 アジの頭と尻尾、背びれ、中骨まで除去。 さらに身を半分にカットして、
   子供でも食べやすくした。 食後のごみは「9割削減できる」(五十嵐社長)
  時代と共に食卓のニーズは変わる。 簡便性を高め、若い主婦、子供たちなど「も
   っと幅広い層に食べてもらいたい」という狙いだという。
   豊洲市場から全国のスーパーへと出荷を開始したそうです。

  日本人と干物の付き合いは、いつごろからなのか? 女子栄養大学の“西塔准教授”
   によると、「縄文時代には干した貝を食べていたようだ」。 冷蔵庫の無い時代、
   食料を保存し効率よく食べる方法として編み出された。 塩を加え乾燥させるこ
   とで「微生物の増殖を防ぎ、日持ちが良くなる」。 また、おいしさも増す。
   水分を取り除くことで「たんぱく質や脂質などの栄養素、アミノ酸などのうま味
   成分が凝縮され、よりおいしく感じられるようになる」(西塔准教授)という。

  味わいも多彩になっている。 ヤマカ水産(静岡県沼津市)ではワインや
   パンに合う洋風の干物「ペッシュール」シリーズが人気なんだそうだ。
  キンメダイのシトラス風味(3500円)やサーモンのディル風味(2500円)など。
   おしゃれで贈答品としての注文も多いという。
  干物は和食で朝ご飯に食べるイメージが強いが「消費者をびっくりさせて、ハレ
   の日の食卓を彩る干物を目指していきたい」(専務)。 5月には静岡県特産の
   緑茶「ぐり茶」を使った商品の販売も強化するそうだ。 茶葉から煮出したお
   茶を魚に霧のようにふりかけてから、干物にする。 臭みを抑え、風味豊かに
   仕上がるという。

  干物は保存食だが、近年、ジューシーで減塩タイプが増えたことで、消費期限が
   短くなっている。 おいしく食べられる目安は「冷凍庫では1カ月、解凍後は
   2~3日ほど」(丸千千代田水産小久江課長)だという。 ラベルを確かめ楽しもう。

  我が家では、魚を調達して我が家風の干物を造って食べています。 専門の業者
   さんがこしらえたものには及びませんが、結構おいしいものです・・。
   (貧乏なので、自分たちで出来るものは自分で造るようにしています。 野菜などはその典型)