農業じゆう人

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          安心・安全・新鮮な野菜作りに励んでいます!

春野菜の苦味 隠れた効能

2020年04月27日 13時42分05秒 | 
  春一番と共に旬の食材が出回り始めている。 (今はそれどころではないかもしれない)
  ホタルイカ、ニシン、サヨリ、ぜんまい、せり、タケノコ、ワサビ ‥‥‥‥。
  店先に並ぶ品々を眺めれば、細々だが確実に季節の楽しみが伝わってくる。
  四季のはっきりとした土地に暮らす日本人の食感覚を育ててきたわけです。
  最近は通年で出回ることも多いが、旬ならではの良さがあります。 一つは
  栄養面で優れていること。 例えば野菜類は露地ものやハウス栽培など生産
   方法の違いがあるが、収穫時期によって糖質やビタミン類、ミネラルなど
   栄養価が違うというデータもありんだそうです。 引き合いによく出され
   るのがビタミンCの含有量だ。 ホウレンソウを夏と、冬から春にかけて
   比較すると、夏を1とすればこの時期は3倍となると言われている。

 野菜類の1日の摂取量の目安は300~350㌘
 程度といわれている。 現実にはこの量を摂取で
 きている人の割合は半分未満だという調査がある。 
 野菜類から摂取するミネラルなどの栄養素は、た
 んぱく質、脂肪、炭水化物という三大栄養と比べ
 れば、生命にすぐに大きくかかわるわけではない。 
  それでも、この時期は野菜の一段の摂取を勧めたい。 栄養面以外の効果も大
   きいからです。 
  ふきのとう、菜の花、タケノコなど、春に旬を迎える野菜類には、穏やかな苦
   みの味わいを持ち味とするものが多い。 元来、日本では苦味やえぐ味をめ
   でる旬の味わい方が伝承されてきた。
  少量を嗜好的に取り入れるためには手間ひまを惜しまず、あく抜きなどの下処
   理を施すことがおいしさの決め手となるそうだ。
  植物が持つ苦味成分は、もともと虫や鳥などに捕食されないための防御だとい
   われている。 ただ、この苦みは人間にとっては解毒、抗菌などの薬理薬効
   をもたらしてくれるものだ。
  コーヒー、茶をはじめ、人類は苦味成分を好んで取り込んできている。 最近
   の科学研究では、抗ウイルス作用との関連性についても注目が集まっている。
  丸ごと食べる小魚の苦味、刺し身に添えるワサビ、新ジャガイモなど、しっか
   りとこの季節に味わいたいものです。
  最近はいろんなものの「旬」がなくなっているのは非常に残念なことだと思う。

  今、私共では夏野菜の植え付け等の作業をしています。
  きょうは、夏野菜の代表である「トマト・きゅうり、ナス」などの植え付けを
   してきました。 これらも通年で売られていますが夏野菜ですョ!
       
        植え付け作業中        風よけシートを張って完成
  余談ですが、夏野菜は一般的には体を冷やすものといわれています。 従って 
   寒い時期(冬など)に食べるものではないハズなんですがね~・・。
  おいしい夏野菜は、夏の暑い太陽をいっぱい浴びたものが一番おいしいと思う。
   甘さはもちろんですが若干の酸味もあるものがよりおいしいんですがネ。