農業じゆう人

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十二単

2020年04月04日 13時57分28秒 | 雑学
きょうは朝から晴れて暖かく東京では5月中旬くらいの暖かさだという。
 陽気は良くなっても世の中は新型コロナウイルスの影響で外出自粛要請が
  出されていて静まり返っているようです・・。
 明るい話題を拾おうとしても、この状況下ではなかなか見当たらない。
 そんななか、めったにないと思われる体験談があったので載せてみた。

 昨年行われた天皇陛下の即位の礼で、皇后さまの十二単(ひとえ)姿が目に
 焼き付いた人も多かったのではないでしょうか。 
 実際に着ることができるところがあるそうです。 体験談も聞いてみた。

十二単とは何か? 一般財団法人、民族衣装文化普及協会(東京・中央)で、
 理事の"武田さん"が「平安時代からの女房装束。位の高い女性が着ていた」
 と教えてくれた。 即位の礼に際し、装束の着付けを指導した元宮内庁京
 都事務所の"岡本さん"によれば、十二単は俗称で、平安後期の正式名称は
 「五衣唐衣装(いつつぎぬからぎぬも)」。 遣唐使廃止で日本独自の文化が発
 展する中で確立した装いだという。

そんな十二単を体験した人が体験談を語っている。
 体験は、京都市のNPO法人「衣紋道 雅ゆき」を訪れた"会社員Oさん"。
 Oさんの周囲だけタイムスリップ。 「動きは制限されるが、自分のたた
 ずまいが変わる」とOさん。 雅ゆきの"村田さん"は「令和の始まりでも
 あり、この一年、体験者が増えている」と話す。

まず下着ともいわれる小袖を着て鏡の前に。 「ここから何もせず、本人は
 身を委ねてください」と村田さん。 前後二人がかりで着装してくれる。
  
 最初に身に着けるのは長袴(➀)。足が通らない袴です。 「(足の通る)
 り袴は外出用。屋内では引きずるように歩いた」(村田さん)とか。 地面に
 足が付かないのは違和感がある。 次は単(➁)。 一番下になるため、
 ほかの衣に隠れないよう最も長く仕立ててある。 五衣(➂)は5枚の衣
 を1枚ずつ重ねていく。3枚目あたりで急に重くなり、腰にずっしりと響
 いたという。村田さんに「高貴な重みですね」と言われ気を引き締めた。
 素早い動きで着付けが進んでいくが、使うひもは2本のみだそうだ。
 衣をひもで締めたら次の衣を着て、もう1本のひもで締める。そして下の
 ひもを抜く。この繰り返し。一枚一枚締めているわけではないので、圧迫
 感は意外と強くないという。 5枚に衣を着ると胸元に赤やピンクなど美
 しいグラデーションが現れたそうだ。「かさね色目」と呼ぶそうです。
 これまで着た衣の襟をひとつにする作業を経て、次に着装するのは光沢の
 ある内衣(➃)。 その上に刺繍が施された表着(➄)、そして最後に唐
 衣と裳(➅)を着けると「当時の正装」(村田さん)になる。
 着付けだけで約20分。 表着も唐衣チョウの紋様が刺しゅうされ、一気
 に華やぐ。 色も柄も多くは自然を題材にしているそうです。

カメラマンに「優雅な感じで」と言われたが、10~12㌔㌘の衣装で思う
 ように動けない。 「当時は座っているのが普通。立つのは行儀が悪かっ
 た」(武田さん)のも納得だ。
着用した衣を数えると10枚。 12枚でないのか?「十二単と呼ばれるの
 は江戸時代から。根拠は分からないが『ようけ着てる』という意味では」
 と岡本さん。 十二分に着ているということか・・?
ゲスな思いですが、ちなみに価格は? 一概にいえないが、村田さんは「数
 百万円程度」だとか。 武田さんも「安くても400万円はする」と。

我が家のカミさん、一度は着てみたいと言いかけたが・・どう見たって似合
 わないのでやめときます!って 我が身を心得た考え、大正解でやんす!

 追加:昨日掲載した初物のスナップエンドウとタケノコ、こんな具合に
    して味わってみました。
       
  (スナップエンドウ・タケノコの梅和え)(若竹煮)   (タケノコご飯)
  自前初物のスナップエンドウは甘く絶妙においしかったです。自画自賛