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すぐ近くで見られる歌劇

2016年11月16日 13時15分40秒 | 趣味
   私には縁の薄い!芸術を楽しむ秋本番。 この時期、オペラの上演なども各地で相次いでいます
   私のように芸術性がまったく欠如していて無知な者にとっては、オペラなどと聞くと・・
   日本を訪れる海外の一流劇場、藤原歌劇団や東京二期会といった国内のオペラ団体などの
    公演を思い浮かべてしまいますが、よくご存知の皆さんは違うんでしょうな!
   そんな中にあって、「市民オペラ」の活動も近年は目立っているようですネ~
   そもそも、首都圏(1都6県)にはどのような市民オペラの団体があるんでしょうか・・・?
  
   そこで音楽評論家で市民オペラの動向に詳しい“関根礼子さん”は、こうおっしゃっています。
   市民オペラに明確な定義はないんだそうですが、上演に際しプロのソリスト(独唱者)とともに
    市民が合唱などで関わる団体と括(くく)ると、そうした活動に継続的に取り組んでいる団体は
    国内に50程度あり、うち4割ほどが1都3県に集中している・・! (下記の図 参照)
       

   その中で全国の市民オペラの草分けとしても知られているのが「藤沢市民オペラ」だそうです。
   1973年、「オペラを上演できてこそ文化都市」との思いを持った当時の“葉山市長”が
    藤原歌劇団の指揮者で同市に住んでいた“故福永陽一郎氏”を市の文化担当参与に招いて、
    市(その後は財団)の事業としてモーツァルトの「フィガロの結婚」を上演したのが始まりだそうだ。
     ソリストはプロの歌手だが、合唱とオーケストラは市民が担い続けているそうだ。
  
  この藤沢がモデルになり、その後、市民オペラと呼ばれるような団体が首都圏の各地に広がった
  立川市民オペラの会(東京都立川市)も、藤沢と同じく市の財団が事務局を受け持ち、毎年オペラを
   上演しているが活動の中心は常設合唱団。 プロの声楽家“宮崎京子さん”の指揮により、
   18歳~88歳までの老若男女の約60人からなる合唱団のメンバーが毎年1回の定期公演に
    向けて毎週木曜日に練習に汗をかいているんだそうです。

   市の財団も支援するが、市民による企画・製作の色合いが強いのが、オペラ彩(埼玉県和光市)です。
    プロのソリストやオーケストラを集め、毎年1回、質の高いオペラ作品を上演。
    ヴェルデイのオペラ「ナブッコ」などで民間の音楽賞を3度受賞しているそうです。
    理事長の“和田タカ子さん”は「公演実績が認められ、若手の歌手らからウチの舞台に立つ
     ことがプロへの登竜門と見なされるようになっているんだそうです。
     ご自身はこの地域から本物のオペラを発信したい」との希望をもってるそうです。
     市民オペラの枠を超えたより高い目標を掲げているそうです。

     市民オペラの台所は厳しいく、舞台セットを備えた本格公演は2000万円以上かかるそうだ
      財源は入場料収入が半分ほどで、地元自治体の財団が共催すると助成を受けられるそうだが、
      それだけで支出を賄える団体は少ないんだそうです