埼玉県秩父地方の伝統的な漬物で、地元の食事に欠かせない食材です。 秩父の実力派漬物です。
昔から“名物にうまい物なし”なんていう言葉がありますが、これは珍味の類いではないです
程よい酸味と控えめな塩気は現代的な好みに合い、定番の味わいです。 (私もこれは好きです)
全国での知名度はまだまだですが、郷土の味の枠を超え、じわり人気が上昇しているそうだ。
「3大漬け菜である‘野沢菜・高菜・広島菜漬け’に劣らない魅力があります」というのは、
全国の漬物に詳しい東海漬物の研究員“森下さん”は、しゃくし菜漬けを“隠れた実力派”と
評価しているそうです。 見た目には野沢菜漬けに似ているが繊維質が少なく塩辛くもない
「シャキシャキとした食感とあめ色のつや・・。食欲をそそります」ともいっています。
★ ☆ ★
材料のしゃくし菜の正式な名称は「雪白体菜(せっぱくたいさい)」といいます。
葉の形がしゃもじ「(めしじゃくし)」に似ていることから、秩父地域(秩父市・横瀬町
皆野町・長瀞町・小鹿野町)などでは、そう呼ばれてきたそうです。
各地で栽培されていたが、白菜の普及で姿を消したとされ、秩父など一部地域が産地として
残ったんだそうだ。 「冬に備えた保存食として昔は家庭で漬けたものなんだそうだ」
小鹿野町で加工会社を営む、石川漬物会長の“石川さん”は、1960年代半ばに商品として
地元で売り出したそうです。しかし自家製が当たり前だった時代だったので、売れ残って
トラック数台分を捨てたという苦い経験もされたそうです。 活路が開けたのは70年代!
西武線の秩父延伸効果もあって観光客が増加。 そのおかげで土産物として売れ出したのを
きっかけに、徐々に地元の食卓にも浸透していったんだそうです。
11月に入り、しゃくし菜が収穫期を迎えると漬物工場は活気を帯びる。 先の石川漬物では
数㌧単位のしゃくし菜がトラックで運びこまれ、大型タンクに下漬けされるそうです。
次は乳酸発酵を促す本漬け。出荷まで1カ月ほどかかるんだそうです・・。
長く冷蔵保存ができるため、通年出荷が可能だ。 乳酸発酵が進んで酸っぱくなり過ぎない
ことが肝心だという。昔の自家製は塩辛かったが、今の市販品は低塩になっているそうです。
。
秩父ではJAちちぶ(ちちぶ農業協同組合)も大手加工業者の一つです。
皆野町で生産し「ちちぶ菜漬」の名で販売しています。
地域外ですが、漬物加工が盛んな埼玉県深谷市の高田食品も生産しているそうです・・。
小規模事業者を含めた生産量は年間500㌧程度と推計され、5万㌧規模とされる野沢菜漬けの
100分の1程度です。
料理の素材としての魅力も。 埼玉県秩父農林振興センターなどが2009年開催した、
しゃくし菜漬け料理コンテストには「ピザやギョウーザ・ピロシキ」などなどのレシピが
多数集まったんだそうです。
最高賞に輝いたのは小鹿野町に住む“黒沢政子さん”が考案した「油揚げの包み焼き」。
「しゃくし菜漬けを細かく刻み、鶏ひき肉、みじん切りしたショウガ、長ネギと混ぜて
油揚げに詰めて焼く」というもの。 淡泊な鶏肉と相性がいいそうですョ
★ ☆ ★
“黒沢さん”はしゃくし菜漬け歴30年。“私の世代でも漬ける人は減りました”という
自家製は1月を過ぎると「古漬け」となって酸味がきつくなるため、料理の食材に利用する
伝統的なのが「油いため」だそうです。 水洗いで塩抜きし しょう油と砂糖で味付けし、
タカノツメを加えて炒めるものなんだそうです。
*我が家でも市販品を使い、チャーハンの具材にしてみた。 ベーコン味とマッチして
まずまずの出来でした。 納豆に混ぜても風味がましてなかなかでした~!
控えめな酸味と塩気が調味料代わりにもなります。(カミサンの名誉のため?)
漬物は食生活の変化を背景に逆風が吹くが、しゃくし菜漬けは着実に知名度を上げている。
今秋、全日本空輸の国際線機内食にしゃくし菜漬けが登場したそうですよ・・!
埼玉産の食や観光を紹介するキャンペーンの一環だそうで、埼玉県物産観光協会協会会長の
“松本さん”は、“やみつきになるような味わい。全国区を目指せる”といっています。
同協会が運営する特産品店舗「そぴあ」(さいたま市)では、売り上げ上位5に入っているそうだ。
東京都内のコンビニ2店に設けた県産コーナーでも好評で、県外のファンが増えている??
という手応えがあるそうだ・・??
秩父の師走の名物と言えば、秩父神社の例大祭「秩父夜祭」
今年の開催は・・「12月2日宵闇、3日大祭」です
多くの観光客でにぎわう初冬、新漬けのしゃくし菜漬けが出回り始めま~す。
私共も治療休養のために出かけると必ずこれは買って帰ってきます。 ホントおいしいです。
昔から“名物にうまい物なし”なんていう言葉がありますが、これは珍味の類いではないです
程よい酸味と控えめな塩気は現代的な好みに合い、定番の味わいです。 (私もこれは好きです)
全国での知名度はまだまだですが、郷土の味の枠を超え、じわり人気が上昇しているそうだ。
「3大漬け菜である‘野沢菜・高菜・広島菜漬け’に劣らない魅力があります」というのは、
全国の漬物に詳しい東海漬物の研究員“森下さん”は、しゃくし菜漬けを“隠れた実力派”と
評価しているそうです。 見た目には野沢菜漬けに似ているが繊維質が少なく塩辛くもない
「シャキシャキとした食感とあめ色のつや・・。食欲をそそります」ともいっています。
★ ☆ ★
材料のしゃくし菜の正式な名称は「雪白体菜(せっぱくたいさい)」といいます。
葉の形がしゃもじ「(めしじゃくし)」に似ていることから、秩父地域(秩父市・横瀬町
皆野町・長瀞町・小鹿野町)などでは、そう呼ばれてきたそうです。
各地で栽培されていたが、白菜の普及で姿を消したとされ、秩父など一部地域が産地として
残ったんだそうだ。 「冬に備えた保存食として昔は家庭で漬けたものなんだそうだ」
小鹿野町で加工会社を営む、石川漬物会長の“石川さん”は、1960年代半ばに商品として
地元で売り出したそうです。しかし自家製が当たり前だった時代だったので、売れ残って
トラック数台分を捨てたという苦い経験もされたそうです。 活路が開けたのは70年代!
西武線の秩父延伸効果もあって観光客が増加。 そのおかげで土産物として売れ出したのを
きっかけに、徐々に地元の食卓にも浸透していったんだそうです。
11月に入り、しゃくし菜が収穫期を迎えると漬物工場は活気を帯びる。 先の石川漬物では
数㌧単位のしゃくし菜がトラックで運びこまれ、大型タンクに下漬けされるそうです。
次は乳酸発酵を促す本漬け。出荷まで1カ月ほどかかるんだそうです・・。
長く冷蔵保存ができるため、通年出荷が可能だ。 乳酸発酵が進んで酸っぱくなり過ぎない
ことが肝心だという。昔の自家製は塩辛かったが、今の市販品は低塩になっているそうです。
。
秩父ではJAちちぶ(ちちぶ農業協同組合)も大手加工業者の一つです。
皆野町で生産し「ちちぶ菜漬」の名で販売しています。
地域外ですが、漬物加工が盛んな埼玉県深谷市の高田食品も生産しているそうです・・。
小規模事業者を含めた生産量は年間500㌧程度と推計され、5万㌧規模とされる野沢菜漬けの
100分の1程度です。
料理の素材としての魅力も。 埼玉県秩父農林振興センターなどが2009年開催した、
しゃくし菜漬け料理コンテストには「ピザやギョウーザ・ピロシキ」などなどのレシピが
多数集まったんだそうです。
最高賞に輝いたのは小鹿野町に住む“黒沢政子さん”が考案した「油揚げの包み焼き」。
「しゃくし菜漬けを細かく刻み、鶏ひき肉、みじん切りしたショウガ、長ネギと混ぜて
油揚げに詰めて焼く」というもの。 淡泊な鶏肉と相性がいいそうですョ
★ ☆ ★
“黒沢さん”はしゃくし菜漬け歴30年。“私の世代でも漬ける人は減りました”という
自家製は1月を過ぎると「古漬け」となって酸味がきつくなるため、料理の食材に利用する
伝統的なのが「油いため」だそうです。 水洗いで塩抜きし しょう油と砂糖で味付けし、
タカノツメを加えて炒めるものなんだそうです。
*我が家でも市販品を使い、チャーハンの具材にしてみた。 ベーコン味とマッチして
まずまずの出来でした。 納豆に混ぜても風味がましてなかなかでした~!
控えめな酸味と塩気が調味料代わりにもなります。(カミサンの名誉のため?)
漬物は食生活の変化を背景に逆風が吹くが、しゃくし菜漬けは着実に知名度を上げている。
今秋、全日本空輸の国際線機内食にしゃくし菜漬けが登場したそうですよ・・!
埼玉産の食や観光を紹介するキャンペーンの一環だそうで、埼玉県物産観光協会協会会長の
“松本さん”は、“やみつきになるような味わい。全国区を目指せる”といっています。
同協会が運営する特産品店舗「そぴあ」(さいたま市)では、売り上げ上位5に入っているそうだ。
東京都内のコンビニ2店に設けた県産コーナーでも好評で、県外のファンが増えている??
という手応えがあるそうだ・・??
秩父の師走の名物と言えば、秩父神社の例大祭「秩父夜祭」
今年の開催は・・「12月2日宵闇、3日大祭」です
多くの観光客でにぎわう初冬、新漬けのしゃくし菜漬けが出回り始めま~す。
私共も治療休養のために出かけると必ずこれは買って帰ってきます。 ホントおいしいです。