農業じゆう人

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経口補水液

2016年08月18日 13時40分45秒 | 健康
 皆さん「経口補水液」というと思うのは‘熱中症対策’のイメージがあるのではないでしょうか?
 でも、もともとは発展途上国の子どもたちをコレラの被害から救うために考え出されたそうです。
 一般の人にアンケートをとると、経口補水液という名前を知っている人は「70%」を超えるのに
  中身を知っている人は「20%」くらいなんですそうです。
 メーカー(大塚製薬)の「経口補水液・OS-1」担当の“坂下さん”はそう言ったそうです。
 OS-1は、ノロウイルスなどが流行する冬の商品だったそうですが、熱中症が大きな問題になった
  2010年ころから、逆に夏の方が売れるようになったんだそうです・・よ!
 OS-1は、軽度・中等度の脱水状態の人の水分などの補給に適しているということで
  消費者庁から「病者用食品」という表示が認められている。
    脱水による体重減少が9%ぐらいまでの人が中等度なんだそうです。
 コレラやノロウイルスなどによる感染症の腸炎では、下痢や嘔吐で体の水分が失われ、脱水症状に!
  熱中症でも汗がたくさん出て脱水状態になります。
 これらの脱水状態では、水だけではなく、食塩(塩化ナトリウム)
 などの塩分も出て足りなくなります。水と共にナトリウムや
 カリウムなどの塩分も補えるよう工夫されたものが
 「経口補水液」です。コレラで命を落とすのは細菌そのもの
 毒などによるのではなく、脱水症状が主な原因だそうです。
 食塩の濃さを血液と同じくらいにした「生理食塩水」の輸血
 を重体の患者に点滴すると助かることが19世紀ごろから
 分かっていたんだそうです。 しかし、途上国では、大量の
 患者に点滴するには資源も設備も人も足りないそうです。
 そこで経口補水液が考えられたんだそうです・・!
 1971年にインドの難民キャンプでこれらがはやり、患者の
 3分の一の人が亡くなられたそうですが、3700人の患者に
 経口補水液が使われると、死亡率が30%から3.6%へと
 劇的に減ったんだそうです。 80年代から普及が盛んになり
                  WHOの集計で、年間100万人の子どもが経口補水液の治療
                   で、救われているんだそうです・・!

     体内への水の吸収は95%が小腸で起きる。
     この際、ナトリウムとブドウ糖と水がいっしょに取りこまれる
     食塩水とブドウ糖液を様々な比率で混ぜ、健康な人で水の吸収具合が試されていたそうだ
     結果はナトリウムとブドウ糖の濃さが同じくらいだと水の吸収が早かったんだそうだ
     血液より少し薄い方が水やナトリウムの吸収にいいことも分かったそうです
     こういった研究をもとにして・・?
        《WHOが経口補水液の塩分や炭水化物の推奨濃度を決めているんだそうです》

     先進国は輸液の点滴が治療の中心でしたが、近年、子どもの中等度までの脱水症には
      まず経口補水液を使うようになってきているんだそうですョ・・!
     WHOの推奨に比べ、先進国は塩分などが薄めになっているそうです。
     コレラの発生が少なく、ロタウイルスやノロウイルスなどに的を絞っているためですって
     コレラ患者の下痢では便のナトリウム濃度が高いので、推奨も濃いめにされているそうで
      コレラ以外の患者の便はナトリウムの濃度が低いそうだ!
     
     水やお茶などの水分だけを取ると、体液の塩分濃度が下がるので、脱水状態の改善には
      よくない!といわれています。
     また、スポーツドリンクは味をよくするため、塩分を抑え、糖分を多めにしているので、
      やはり塩分補給に不向きといわれています。

     経口補水液の代わりに、食塩と砂糖で代替品を作ることができるんだそうですが・・
      手作りは衛生的な保存に十分な注意が必要なんだそうです!

     経口補水液はいいのですが・・少々値段が高めなので、そう毎回は飲めないと思います。
      普段はスポーツドリンクを薄めてのむなどするなどが一番だと思います
     経口補水液は、ここぞの正念場で使うお守りのようなものだと私は思っています!
        (なにせ貧乏で老いた老人ですから・・さみしい~・・)