疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

価格破壊の飲み屋さん

2013年08月08日 | 酒蔵
友人から、とにかく安い店があるので行ってみないか?と誘われ、行ったのが新橋汐留口からガード下くぐった辺りにある店。
5人で入ったら、3階へ上がるよう指示されエレベーターで3階へ。
このエレベータ、今まで見たことがない狭さで家庭用と思われる。定員4名。
客層は結構若く、身なりがちゃんとしているので汐留のサラリーマン達と思われる。
女性も何人か混じっている。

とにかく安い。ビール中ジョッキが180円!発泡酒ではありませんゾとわざわざ但し書きがある(笑)
そして角ハイボールが中ジョッキなんと80円!!こちらは8月限定という事だが、普段でも100円らしい。
料理も300円から一番高いもので650円くらいだった。
色々注文したけれど、そこそこまともな料理が出てくる。

難点と言えば狭いのと、椅子が木の丸椅子なのでそれほど居心地はよろしくない。
とは言え、時間制限もなくコスパは長年あちこちで飲み歩いた中で最高。

80円のハイボールは何杯飲んでも酔わず、トイレの回数が増すばかり。
最後の頃はダブルで注文。値段もダブルの160円。それだってずいぶん安い。

終戦のエンペラー

2013年08月06日 | 映画・DVD
色々考えさせられる映画だった。
日本の歴史に関わる映画を観るといつも思うのだが、日本人で自国の歴史について知らない人が多いように思う。

海外にいる日本人留学生が、天皇や原爆等について意見を求められても、歴史を知らないため自分の国に関する議論なのに参加できないという話はよく耳にする。
日本の詰め込み型教育の問題だよね。ちっとも興味が湧かないんだもん。

他のアジアの国のような極端な敵国教育は論外だけれども、せめて自分の国については史実をきちんと学ばせるべき。
終戦直前、東京大空襲で10万人以上の日本人が犠牲になった事すら知らない若い世代がいるんだもんな。言い方変えたら大虐殺だよな。

閑話休題
日本の無条件降伏により終結した太平洋戦争。
この戦争責任は誰にあるのか、天皇は有罪か無罪か。この調査報告をマッカーサー元帥から命じられたフェラーズ准将が主役の映画。
戦争により分かれなければならなかったかつての恋人を、調査のついでに探すのだが、米軍の空襲で死んでいた事を知る。
これが実際にあった話なのか、フィクションなのかは分からないけど、ここは映画の本筋ではない。

GHQの本部は皇居の側に建つ第一生命本社ビルに置いたのは何かの本で読んだ事がある。
天皇陛下の玉音放送原盤を、日本の降伏を良しとしない陸軍の一部が強奪しようとクーデターを起こしたという話も読んだ。そんな話を思い出させつつ、映画はナルホドナルホドと進んでいく。

終戦直後に焼け野原になった東京の様子は当然見たことないけど、東洋っぽくてアメリカが作ったセットなんだなあと思わせる。

伊武雅刀さんや西田敏行さんといったそうそうたる俳優が出演しているけれど、天皇役の片岡孝太郎さんがすごく良かった。
終盤にほんの少しだけのシーンなんだけど、グッときたね。全部がこの最後のシーンに集約されている。

マッカーサーがとても中立の立場で、結果的に天皇の罪を問わなかったんだけど、その事を日本人は感謝しろよと言っているような押し付けがましさを感じた。
それ自体、正しい判断であったと評価はしている。

日光杉並木マラソン

2013年08月05日 | 
日光杉並木街道の今市からの約5Kmを通行止めにし、往復10Kmの杉街道を楽しめるマラソン。
抽選制で当選した約3,000名が参加する。
往路はずっと下り坂で、復路は逆に上り坂が続く、夏には過酷なレースと聞いている。
なので、記録は狙わず並木の写真でも撮りながらゆっくり走ろうと決めていた。

当日は朝4時に起きて軽く食事と荷物などの準備。4時はまだ真っ暗。
マラソンスタートは朝8時半だ。涼しいうちに実施するのと、杉並木は観光道路なので、観光客が増える時間帯には開放したいのだろう。
5時半に家を出て、下今市に向かって各駅停車の東武線に乗る。この時間帯はまだ特急が走っていない。
電車内にはマラソンに出ると一目で分かる人、登山の人などで普段の通勤風景とはまるで違う。
途中駅からもそんな格好の人達が続々と乗ってくる。
中に浴衣姿の若い女性がいたけど、こちらは明らかに朝帰り。

特急なら1時間弱で着くところ、2時間近くかかって下今市駅に到着。
会場までの道順は分からないけど、ぞろぞろと列が出来ていたのでそれに従う。
途中から良く見知った道になった。毎年行ってるキャンプの帰りに必ず車で通る道だ。
そして車で通っている杉並木街道は、マラソンのため通行止めになっている。
なんか不思議な感じだ。

会場までは15分位で到着。
まず参加賞を貰い、男子更衣室に指定されている体育館で着替える。
事前にゼッケンと時間計測のタグは郵送されているので、受付の必要は無い。
トイレを済ませて、荷物を預けたら少し早いが待機場所へ向かう。

コースの道路は、車が2台やっとすれ違える幅なので、それほど広くない。
それが人で埋め尽くされている。
いつもの事だが、スタートの合図からスタートラインを通過するのに2分ほどかかった。
1.5kmあたりまではダンゴ状態でスローペース。追い越しもままならない。
後半の登り坂を考慮し、ペースはあまり上げずに少しずつ追い越していく。
確かに下り坂が続き、帰りは逆に登るのかと思うと気が滅入る。
既に折り返した先頭集団がビュンビュン登り坂を駆け上がっているのとすれ違ってスゲ~と思った。
とてもビュンビュンなんて走れない。

そうこうしている間に5km折り返し地点に到着。あっけない。
ま、ペースを落として走っているので、疲れは全然出ていない。
後にして思うと、前半はもっとペースを上げてもよかった。
ただやっぱりダラダラと続く上り坂はきつい。

途中の給水の水が冷たくて美味しかった。道路沿いの応援も嬉しかった。
キロ表示がユニーク。「いつ走るの?今でしょ!○Km」などなど次のキロ表示が楽しみになる。

自身の時計では56分20秒。グロスタイムでは58分と、いつもの10kmランより5分ほど遅いペースで完走。
最初からペースを控えて走ったおかげで、予想していた程の辛さはなく、気持ちよく景色を楽しみながら走る事ができた。
杉林の間は直射日光もなく涼しいくらいで、真夏にしてはとても走りやすかった。

着替えを済ませ、会場を出たのが午前10時過ぎ。
そのまま下今市駅から東武特急に乗ると昼前には帰宅できてしまう。
なにかお土産でもと思ったが、下今市駅周辺にお土産店は見当たらない。
10分ほど歩いて今市市街地へ。この辺りは車でよく通る所。
漬物店でしょうがのたまり漬けを購入してから11時過ぎの各駅停車で帰路に。

参加費が安く(2,000円)、交通費も片道千円程度(各駅停車利用)。
来年も当選して是非参加したいレースだ。