疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

がっかりするシーンの「ICHI」

2008年10月26日 | 映画・DVD
リアリティに欠ける映画だった。
もっとも盲目の少女が電車も車もない時代に、一人で旅をするというコンセプト自体、リアリティがないんだが。

時代劇なのに、車のわだちがくっきりある道を歩いている。大八車のわだちなんかじゃない。

市(=綾瀬はるかさん)の着ている衣装は激しくボロボロでみすぼらしいのに、綾瀬はるかさんの顔はきれいすぎ。
外歩いてばっかりなんだから、日に焼けて汚れていないと。

綾瀬はるかさんの髪がさらさらの茶髪。市はそんなにいつも髪洗えてるとはとても思えない。

市の歌、民謡か小唄かはわからんが、歌い方はJ-POP。

悪党が住んでる場所、山の洞窟。
そして市が監禁される場所に頭蓋骨とか人骨が散乱しているのは、あきれるのを通り越して笑うしかない。

もっともっとつっこみどころというか、がっかりするシーンはたくさんあるんだけれど、監督さんはこれだけの役者さん揃えておきながらどう考えてるのよ?

綾瀬はるかさんって、意外と何でもこなせるみたいだ。
皮肉じゃなくて。
勘がいのかな。

でも綾瀬はるかさんの殺陣が全部スローモーションだったのは残念。


大沢たかおさん、中村獅童さんらはさすがの演技だったが、窪塚洋介さんはあのしゃべりがちょっとなー。
もっと言っちゃうと、窪塚さん以外がみんな良かったんだよね。

最近、邦画がすごく良いのにこれはまずいよな。


レイトショーから帰り、録画しておいた「ブラッディ・マンディ」を見たんだが、こっちのドラマの方が断然面白かった。