疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

はじまりのみち

2013年06月11日 | 映画・DVD
泣かせる映画だと聞いてたんだが、泣き所すら分からなかった。
映画評価サイトの評価が高いので、じっくり感情移入して観るつもりだったけど、それほどの感動が得られないまま終わってしまった。

濱田岳さんがよかった。役割をきっちり演じてる感じ。
存在感はかなりある。濱田岳さん演じる便利屋のおかげで、映画自体のメリハリがくっきり出ている。
最後、河原のシーンでの濱田岳さんのセリフは、この映画の肝になっている。

劇中には木下恵介監督の作品がいくつも紹介されるけど、映画自体知らないし、役者さんも知らない。
田中絹代さんがわりと長い尺で出るけれど、名前は聞いたことがある程度で映像を見たのは多分初めて。

観客はお年寄りが多く、お年寄りは大きな声で話すのに慣れているのかな。上映中に普通の大きな声で隣と会話する。
「昔の映画は良かったなぁ」なんて言ってたのが印象的。
多分、映画が良かったというよりも、自分の人生の中で良い時期に観た映画だから良かったんじゃないかな。