疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

デンジャラス・ラン

2012年09月11日 | 映画・DVD
主演がデンゼル・ワシントンのサスペンスとアクションの映画。
予告では、デンゼルは人の心を操る天才というキャッチフレーズ。
予告を見るたびに、我々観客をどう騙してくれるのか期待は高まるばかり。

ワクワクしながら観ていると、出だしは好調、デンゼルかなりの危険人物だ。

けれども、ストーリーが進み、事情が飲み込めてくるとストーリーが弱いと言うか、物足りなさを感じてきた。

デンゼルは元CIAの超優秀な工作員だったが、CIAを裏切って今は機密情報を悪い組織に売っているという設定。
ところが、それは表向きの話で実はデンゼルが持っているのはCIAにとって非常に都合の悪い情報。
なのでデンゼルごと消してしまえという話なんだが、なにもメモリチップを体に埋め込んでまで逃げ回らなくても、どこかのサーバーにデータ転送するなり、原始的に郵送だってイイじゃん。
チップの持って行く先もはっきりしてなかったし。

結局、CIAの元客室係のように、そんなファイルなんて知らないととぼけて上級工作員に昇進し、蔭で素早く極秘ファイルをスマホ使ってマスコミにリークする。
これが一番賢いやり方って事か。

デンゼルー、賢くないじゃん。結局汚名着せられたまま殺されてしまうし。

それにしても、映画を観ている側はどんな騙され方をするのか楽しみにしていたけど、騙されるというより、ほうほうそんな事だったのかと事情が明らかになっていくストーリー展開。

そこそこ面白いんだけど、期待のレベルが高過ぎたかな。