疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

スラムドッグ$ミリオネア

2009年04月21日 | 映画・DVD
アカデミー賞8部門受賞作品ということで、期待度はかなり高かった。
アカデミー賞を受賞していなかったら、きっと近所のシネコンでは上映されず、観ることのなかった映画なんだろうな。

スラム出身で学校へも行っていない青年が、クイズ番組で成功するサクセスストーリーと思っていたらとんでもない。
バリバリの純愛映画。
ひたすら一人の女性を思い続け、人生の全てがその女性を探すことに費やされている。

引き離されては探しだし、障害があっても向かっていき、再会を果たしてもまた引き離される。
純粋なんですよ。
先週純愛をテーマにした「トワイライト」を観たが、こちらはまるで薄っぺらだよ。

インドの差別社会、貧困は決して作り話なんかじゃない。
テレビ番組のクイズに答えながら、青年の幼い頃からの体験がフラッシュバックされていく構成はとても見応えがあった。
我々日本じゃ考えられない過酷な人生を歩んでおり、女性を思う強い気持ちがなかったら、きっと心挫けて、兄とおなじチンピラで一生を終えてしまうんだろうな。

印象深かったのは、クイズのライフラインを行使し、兄が出ると思ったら彼女が出たってシーン。



しかし映画が終わってから、エンドロールのダンスはなんとかならないものかね?全員ダンスはインド映画じゃ切っても切れないものなのかね?
ついさっきまで、あれほどせつなく抱き合ってキスしていた二人が、同じ場所でにこやかに団体ダンス。
余韻が台無しだよ~


↓の文章グダグダだ。さっき読み返したけど、我ながらひどい文である。