疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

鯛の潮汁(たいのうしおじる)

2006年11月04日 | 酒蔵
この時期、スーパーで鯛が安売りしてたりする。
七五三シーズンなので需要があるんだろうな。当然養殖物だけどこいつがなかなかうまい。
まるごと一匹買って、その場で3枚に下してちょうだいと言うと身は皮付きで、頭は縦割りで、中骨はぶつ切りにしてくれる。
鯛の骨は硬いので中骨を自分でぶった切ったり頭を縦に割るのは難しい。

皮付きの身は湯引きしてから刺し身にする。
湯引きは鯛の皮に熱湯をかけてちりちりと縮んだら、すぐ氷水に入れて身が煮えないようにする。
湯引きした鯛刺は皮の部分がこりこりしてうまい。
魚は何でもそうだけど、切り身よりもまるごと一匹買ったものの方がうまい。

一緒に付けてくれた頭は、手頃な大きさに切ってから臭みを抜くために一度日本酒に浸してから塩を振っておく。
30分程したら熱湯を掛けてうろこを手で丁寧に取り除く。
あとは鍋に移して水と日本酒をどばどば入れて煮るだけ。
具はネギとだいこん。あくまで汁なのであまり多くの具は入れない。
鯛って淡泊な魚ってイメージあるけど、潮汁にはけっこう油が浮く。

鯛の尾頭付きって昔からおいしくないというイメージがあるけれど、鯛の潮汁は頭と骨からだしが出てすんごいうまい。
自分で鯛を料理するようになってから、さすが鯛だなーと思うようになった。
千円もしない鯛一匹でうまい料理が2品できまっせ。