疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

やっぱり「小牧」

2004年12月13日 | 酒蔵
先日、無理を言ってS亭に小牧醸造の芋焼酎「小牧」を置いてもらった。
先週の木曜日にようやく飲みに行くことができたのだが、今のS亭は「村尾」「小牧」「旭萬年白麹」となかなかのラインナップになっている。
小牧は芋の香りが良く、飲んだ感じもほんのり甘くてとても良い焼酎だ。
これをS亭の美味い肴で飲むと、自宅で飲むのとは違った格別の美味さになる。



話は変って土曜日、所用で北東北の実家へ行った。
その夜は弟と外へ飲みに出かけたのだが、飲み屋の鱈白子はさすが地元という豪快なものだった。
S亭でもよく鱈の白子は食べるのだが、地元の飲み屋では盛り付けも何もなく、軽く湯通しした白子を冷水で〆め、どんと丼に盛られただけのものを、ただただポン酢に付けて食べるのだ。
単純ゆえに旬の白子の味がよくわかり、思う存分味わったという感じだった。

美味い料理には美味い酒ということで芋焼酎が飲みたくなる。
ところが東北地方には、芋焼酎という文化はない。
最近の焼酎ブームで、いろんな焼酎を置く店が出てきたと聞くことはあるが、普通の飲み屋に芋焼酎の品揃えはない。
それでもこの店には濱田酒造の「黄麹伝」があった。
でも芋焼酎なんて飲む人はいないのだろう、ボトルでしか出せないと言われてしまった。
鱈白子は美味かったけど、芋焼酎は諦めた。