疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

釣り有りの釣りキャンプ

2006年09月04日 | ルアーフィッシング
「今年はろくに渓流行ってないし、釣りキャンプもしてないね。釣り抜きの釣りキャンプはしたけど。」
という会話がFさんとあり、禁漁になる前に一度行っとこという事になった。
場所は鬼怒川本流。キャンプ場は釣り場から1時間以上も里に下った場所にある、とても設備の整ったオートキャンプ場にした。
このキャンプ場はテントサイトは他と比べてもかなり広く、多数のシャワールーム、ランドリーもあり、炊事場、洗面所は常時お湯が出るというスグレた所。

土曜日朝5時半頃にFさんが自宅まで迎えに来てくれた。
途中SAで朝食を取り、渓流沿いの土産物店で入漁券を購入して目的地に着いたのは9時過ぎ。
ところが、ポイントポイントに釣りと思われる車が停まっていて、なかなか入渓できない。
結局よく知っている釣り慣れた場所はあきらめ、かなり上流で釣りする事になった。
いままでに一度だけ入った事のある場所だが、すっかり忘れている。
下流(といってもイワナもいる上流域だが)と比べると川幅は狭くなるが、良いポイントが続く。
風景も良くて自然の景色が都会の煩悩を洗い流してくれるような気分になる。

昼前に大きなワンドに阻まれて、さらに上流へ進むのは諦めた。
ここまでで私もFさんも何度かヒットはあったものの、いずれも途中もしくは足元でバラしてしまい、キャッチにはいたらなかった。
私が堰堤下でヒットさせたイワナ、Fさんは帰るまで悔しがっていた。
25cm超のイワナで、オレンジがかった夏イワナだった。

一旦道路に上がったところで時間は11時半。
いくらヘナチョコでも上がるにはまだ早い。
少し車で下流へ下って昼食まで粘ってみることにした。

さっきまで釣りしてた場所とは距離的にそれほど離れていないはずだが、川の様子は随分と違う。
川原が開けていて、歩きやすいのは歩きやすいけど、暑い。
んでもって、川が開けすぎてポイントが少ない。
一時間少々釣り上がったところで、お腹も空きはじめ、集中力が欠けてきたので成果も出ないまま終了。

禁漁まであと2週間あるけれど、今年の渓流釣りはおしまいだ。

たぶん続く

今年最初の渓流

2006年06月05日 | ルアーフィッシング
土曜日、今年初となる渓流へFさんと行ってきた。
朝8時に到着した現地はまだ肌寒く、長袖シャツは必須。
人の入っている様子もないので、気に入ったポイントから入る事にした。

いつもの事だが、魚の反応が無い。
釣り券買ったときにおばちゃんが言ってた。
昨日カスカベから来た人、こんな大っきいイワナ釣って帰ったよー、と両手で30cm位の幅を作ってみせた。
この川では民家のあるあたりでイワナが釣れるのは珍しい。
我々ルアーの実績とエサ釣り(?)では違いがあるのかな?

しばらく釣り上がってると一羽のアヒルを発見。
渓流で鴨を見ることはよくあるが、白いアヒルは初めてだ。
しかも人を恐れず近づいても逃げずに悠々と泳いでいる。
アヒルをやり過ごしたとたん、頭の上から声が掛かった。
釣れるケ?昨日カスカベから来た人は10匹ぐれぇ釣って帰ったぞ。
釣り券売ってくれたのとは別のおばちゃんだ。
昨日カスカベから来た人はよっぽどあちこち見せてあるいたらしい。
道路から話しかけてきたおばちゃんは、持っていた皿の中身を川岸にばらまき始めた。いつもエサをやっているらしく、アヒルがよたよたと歩いて、エサの散らばっている場所までやってきた。
渓流に餌付けされたアヒル。。。。。似合わねー。

8時から釣り始め、11時前には終了してしまった。
その間小さめのヤマメが1匹釣れただけ。昨日カスカベから来た人とは大違いだ。
11時前だと、普通なら早目の食事をして、午後別のポイントから入り直すか、そうでなくてももう2時間程やってから昼食にするところ。
どうもヘナチョコだ。
この後続くビール、蕎麦、温泉が待ち切れないのだ。
こんな山の中にある蕎麦屋だが、休日は行列が出来る。去年の夏に家族で行ったときは2時間待ったっけ。蕎麦絶品なのよ。

釣りといっても釣り以外の楽しみが大きくなってきていて、次回7月には、なんと釣り抜きの釣りキャンプを予定している。

マルタ釣り

2005年10月12日 | ルアーフィッシング
実家に行った際、車で1時間ほどの距離にある海沿いの町まで釣りをしに行った。
私は渓流のルアーフィッシャーなのだが、この時期渓流は禁漁なので、渓に入ることはできない。
ルアーフィッシングには違いないけど、河口でのマルタ釣りだ。
マルタというのはウグイなんだけど、一般的な20cm前後のものと違い、河口付近にいるマルタと呼ばれるウグイは体長40cm~50cmくらいまでになるヤツもいる。
当然釣り味としてはおもしろい。

川に着くと釣り人がちらほらいて、中には家族で釣り糸を垂れてるグループもいる。
後で聞いてみたらこの時期ハゼが釣れるんだそうで、バケツには15cmほどのハゼが入っていた。

さてさてマルタ釣りにはバスロッドがちょうどよいのだが、今回間違えて渓流のトラウトロッドを持ってきてしまった。
バスロッドは埼玉の自宅にある。北東北のこの地ではどうしようもない。
ところが持って来たロッドの一つが前回渓流に行った時にトップが折れたやつで、まだそのままの状態。
柔らかいウルトラライトのトップが折れちゃってちょうど良い硬さかも。
どっちみち折れた竿なのでこれでどうしてもダメなら釣りは諦めるだけのこと。
で、ちょこっと短くなったトラウトロッドに6ポンドライン、5gのスプーンを結んでマルタ釣りを始めた。

通常マルタは引ったくるようなアタリがあるんだけど、そうではなくて、ググッというあたりが何度かあり、アタリだけでフッキングしない。
この川ではカレイなんかもルアーで釣れるようなので、その類いなのかとも思っていたのだが、数度目のアタリで釣れたのは30cm程のマルタだった。
30cmでもロッドが柔らかいので引き味はかなり面白い。
グリップではロッドを上に立てているのに、竿先は水面に引っ張られている。今にもロッドは折れそうだ。
思わず口から出る言葉は
「くゎーっ おもしれー!」

2時間半の釣りで10匹弱のマルタを釣った。
関東地方、この3連休は雨模様だったと聞いたが、北東北は快晴。今年の釣りはこれでおしまいだな。

ヘナチョコ釣りキャンプ 番外

2005年08月04日 | ルアーフィッシング
◆虻(アブ)
渓流の周辺は虻が多い。昼過ぎに蕎麦を食べた店でも虻がなんぼでも寄ってくる。
この辺は夏でも暖房機は出しっぱなしで、冷房なんてないから戸も窓も開けっ放しで外からどんどん虫が入ってくる。
気になるならあちこちに置いてあるハエたたきで、叩いてしまえばいいってこと。
女性なら虻がぶんぶん飛んでるとパニクるかも知れないけど、小さい子供なら、虫捕り感覚で喜んで虻を追い回すかな。
キャンプ場にも虻がyやたらいて、短パン姿でテントの設営してるところをガリッとやられる。
虫よけスプレーはいくら使っても効果なし。
今頃になってその虻に咬まれたあとが、汗で張り付いたスーツのズボンでこすれて痒いのよ。

◆虻2
今回は川の中では虻がほとんど寄ってこなかったけれど、渓流ではよく虻に悩まされる。特に東北方面の渓流にその傾向が強いと思われるが定かではない。
まず渓流の傍らに車を止めた瞬間、雨かアラレでも降ってきたかのように、カンカンパラパラ大量の虻が車にぶつかって来る。
別の車から見ているとよくわかるのだが、まるで養蜂場にでもいるかのように無数の虻が車の周囲を飛び交っている。
この状態だとドアを開けて車外に出るのをすごく躊躇してしまう。
エンジンを切って暫くほっとくと、虻の数はだいぶ減る事は知っているものの、真夏に冷房を止めた車内にそう何分もいられるハズがない。
意を決して車のドアを開けると、ワッと虻が車内に入ってくる。
パニック気味に車外へ飛び出すと顔と言わず手といわず、体中に虻が止まる。目とメガネのあいだに入り込まれたりすると、かなりあせってしまう。こうなるともう養蜂場のおじさんだよ。

なんとかこの状況を凌いで釣りに出ても、釣り終わって車に戻ると虻の奴はさっそく人の気配を感知して人と車の周囲に集まり出す。
発車するまでがまた一苦労なんだな。

ヘナチョコ釣りキャンプ 酒宴

2005年08月01日 | ルアーフィッシング
蕎麦屋を出てから、近くにあるキャンプ場に直行。テントサイトは去年と同じ場所にしてもらった。
テントを手際よく設営して、朝からかき続けの汗を流すため近くの温泉へ。
ここにはどうしたわけか安田美沙子さんのサインやデビ夫人のサインなどが飾ってあるところ。
温泉で汗を流したら今度はそのまま里のコンビニへビールや酒宴の材料を仕入れに向かう。
里のコンビニまで車で30分もかかってしまうが、他に酒のつまみを売っている店がないので仕方ない。

温泉を出てしばらくすると雨が降ってきた。里が近づくと雨はさらに激しくなり、コンビニに着く頃にはすっかりドシャ降りだ。
キャンプ場に出しっぱなしにしてきたキャンバス地の椅子が気になる。
ビールやつまみを買って、また30分をかけてキャンプ場に戻るとキャンプ場付近は全く雨が降っていない。
山の天気はこうも違うものなのかね。

さて、酒宴は6時にスタートし、最初はお約束の発泡酒で乾杯したあとメインの飲み物はFさん持参の芋焼酎「三岳」と「石蔵」だ。
「三岳」はあいかわらずすっとした甘さで飲み始めたら止まらない。
意外に「石蔵」は以前のようなふくよかな芋の香りが感じられず、飲むのはもっぱら「三岳」になった。
「石蔵」はどうしたんだろう、前までは随分おいしいと思っていたのだが、今年になってから瓶の
デザインが変わり、味も変えてしまったのではないかとうがった見方をしてしまう。

途中雨が降ったりしたものの、小一時間程で上がり、暑くもなく涼しくもなく快適な気温で酒はどんどん
進む。途中の記憶が曖昧なのできちんと書くことはできないけれど、寝る前にはきっちりと締めの素麺を食べている。

翌日、2日連続の釣行はなかった。正直に言うと朝起きられなかっただけの事なんですがね。
テントを撤収してから、前日と同じ温泉に立ち寄り、栃木名物の三たて蕎麦を頂いて今年のヘナチョコ釣りキャンプも無事終了。

暑いけれど空気が爽やかな山と違い、自宅の空気は肌にべっとりまとわりつく蒸し暑さだ。