Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

管球アンプやICの足について

2016年04月01日 | ピュアオーディオ
管球アンプを使っていると「ノイズ」との戦いになる可能性が有る。毎日使う機器程「ノイズ」は出ない。たまに使う様なシチェエーションの場合ノイズが出易くなる。同じ事がICでも云える。

メインシステムの中域や高域に「管球アンプ」を使っているが、毎日駆動しているおかげで「ノイズ」は皆無です。一時期「サブシステム」ばかり聴いて、メインシステムを眠らせてしまった事が有るのですが、その時はビビり音程度のノイズと、ジーッと云うノイズにしばらく悩まされました。それ以前の、毎日使っていた時はノイズは有りませんでした。毎日使う様になりましたら知らないうちにノイズは消えていました。

中高域用のパワーアンプは使い始めて8年程になります。毎日5~7時間鳴らしているでしょう。年に2000時間は使っているので、累計16000時間ほど使っていると思います。1940年代の古典管は良い作りがして有り、5万時間以上持つと思います。

先述した様に「使わない」でいるとノイズが出やすくなります。それは何故か?・・・真空管の足とソケットの導通が怪しくなるからです。放置しますと酸化膜で「接触不良」になります。ここまで来ますとノイズどころか動作が出来なくなります。

同じ事が「IC」でも発生します。studerのA730 CDPを使っていますが、しばらく使わないでいましたら操作が効かなくなっていました。それで修理に出しましたら「IC」とICソケット」の交換をされて帰って来ました。「真空管」も「脚」と「ソケット」の組み合わせです。「IC」も「脚」と「ソケット」の組み合わせです。真空管はアナログですので「ノイズ」と云う信号を出して注意させてくれますが、ICはデジタルなので「生きてる」か「死んでる」かの2者択一しか有りません。

また管球アンプを購入して、「ノイズが出て困っている」と云う話を聴く事が有ります。こんな時のアドバイスは「電源だけ繋いで1日通電して、真空管が安定してからシステムに組み込んでください」と云う事。TR型トランジスターの要領で、繋いで直ぐに「ノイズレス」の音が出る事を期待してはいけません。新品ならまだしも中古品なら間違いなくノイズが出て来ます。