Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

昨夜購入したモノ

2010年06月21日 | ピュアオーディオ

JBL3大ホーンシステムとALTEC#612AをメインSPと捉えています。そこで問題となるのが「音数」の違いです。JBL3大ホーンシステムでは「オンの音」のユニットと「オフの音」のユニットを各帯域で組み合わせる様にパラレル化して使っています。例えば#375+ハイルドライバーと云う風に#375の「前に出てくる音」(オンの音)とハイルドライバーの「横や奥行き方向に拡散する音」(オフの音)を組み合わせています。

Sony2

#612Aシステムでは基本ユニットが同軸ユニット#604Eだけですのでこのままではどうしてもユニットの数が足りません。先週EVのT-35系のユニットを追加したのもその1方策です。今回は「リボン型ユニット」を発注しました。

Trio1

今回はSONYとTRIOの小型SP用のリボンツィーターです。あまりおおげさな価格や存在感は必要ありません。ゼネラルオーディオ用程度のユニットで良いと思っています。

この2つの内のどちらかのユニットを#612A箱の中にセットして使う予定です。ユニットが来てからどちらが相性が良いか試して使います。

JBL3大ホーンシステムにもビクターリボンユニットを使っています。こちらも小型SP用のものを使っています。しかし、このユニットを加えますと「高域の伸び」と「定位の良さ」だけを手に入れられます。面白いものです。


#612Aのネットワークが「ヌケ」て来ている

2010年06月21日 | ピュアオーディオ

6月3日に620Aに「ルシファー仕様ネットワーク」を取り付けてから約2週間が経ちました。昨日くらいから「音の変化」が聴こえて来ました。

Rca_system

今までは「ふん詰まった」感じのサウンドでしたが随分と「ヌケた」音がして来ました。まだまだ完全に「ヌケ切る」には時間がかかりそうですが、非常に好ましい方向に変化しています。

「ヌケた」音の表現を説明するのは難しいですが、お天気に例えれば「曇り空」で快晴の「青い空」に向かっています。毎日4時間以上鳴らし続けています。

①オリンパスシステム、②自宅SP-707Jシステム、③RCA箱システム、④UREI#813Bシステム、⑤ALTEC#612Aシステムと、SPにALTEC#620A、BC‐Ⅱ、AMPEX#515と色々なシステムをパラレルにグレードアップしていますので話があちこちに飛びますが、頭の中を整理しながら進めています。


アナログ(LP)が楽しい

2010年06月20日 | ピュアオーディオ

リンホフ工房製「純毛マット」を使いだしてアナログを聴くのが非常に楽しくなりました。

Fono_mat5

「オリンパスシステム」でも自宅の「SP-707Jシステム」でも以前は「CDのサウンドがアナログのサウンドを圧倒」していたのですが、今回の「純毛マット」1枚を敷いただけでその関係が「逆転」しています。「劇的」なサウンド変化をしました。

Fono_mat1

たった1枚のマット交換で「音数の増大」、「音の厚みの増大」、「周波数レンジの拡大」、「SN比の改善」、他にも「音のなめらかさと線の太さ」、「エネルギー感の増大」(パンチ力のアップ)・・・と大幅にサウンドが「より自然な方向」に変化しています。

投資価格も¥2000円/枚と非常にローコストです。是非皆さんにもお勧めします。LPを聴くのがこんなに楽しくなるとは思ってもいませんでした。


RCA箱システムの高域ネットワーク伝送ロス対策

2010年06月19日 | ピュアオーディオ

モニタールームのメインSPの「RCA箱システム」はスケール感の大きい再生をしてくれますが、高域が「曇って」いる様で「もっさり」したサウンドでした。その為ALTEC#612Aシステムの出番の方が多くなっていました。

Rca_system

自宅のSP-707Jシステムとほぼ似た様なシステムですので707Jシステムに対策した高域ネットワーク「#3105」への対策を昨日実施しました。

3105

ネットワークのSP端子をフルテックのFP-800B(R)に交換しました。LF側は使いませんのでそのままにしています。

たったこれだけの対策で「音数」や「音のヌケ・キレ」が「激変」します。SP間の音の密度が対策前後では「激変」します。

ALTEC#604系の高域の輝きの有るサウンドがRCA箱システムでも獲得できましたので一安心です。これで活躍の機会が増えてくるでしょう。


いよいよ上半期の仕上げが完了になる

2010年06月19日 | ピュアオーディオ

5月18日時点で「今年の上半期の予定」を上げていましたが、進捗の確認をしておきます。

予定項目と進捗
1)オリンパスシステム・・・パワータップの正規品への交換 → 完了
2)RCA箱システム・・・パワータップの正規品への交換及びパワーアンプの#6550pp化 →完了。
3)707Jシステム・・・パワータップの正規品への交換 → CDPのみ完了、箱待ち。
・・・・・来週完了予定。
4)ALTEC#620AのTrail仕様化・・・Trail仕様化及びサランネット交換も完了
5)ALTEC#612Aシステム作成・・・SP完了。専用トレール完了。パワーアンプも#6550シングルアンプ化完了。パワータップ正規箱完了
6)UREI#813Bシステム・・・パワータップ正規品交換 → 完了

とほぼ完了のペースです。

他に
A)707Jシステムの高域ネットワークのSP端子交換完了。(伝送ロス対策)
B)RCA箱システムの高域ネットワークのSP端子交換完了。(伝送ロス対策)
C)自宅と事務所のアナログ系の音質アップ完了。(フェルトマット導入)

が出来ています。

私のシステムの「音質対策」は「常に現在進行形」で進んでいます。

今までは「伝送ロス対策」と「音変換ロス対策」を出来るだけシンプルな形で実践できるように考えて実施してきました。

次は「メインシステム」の「音質改善」に重点を置いて対策を考えています。
イ)オリンパスシステム・・・アンプのグレードアップ。
ロ)SP-707Jシステム・・・ウーハーの交換(150-4C)の導入。
ハ)RCAシステム・・・特に予定なし。
ニ)#612Aシステム・・・「新たな伝送ロス対策実験」
ホ)UREI#813Bシステム・・・アンプのグレードアップ

「伝送ロス対策」で今までケーブル、電源、アンプ内、SP箱内と手を付けてきまして、一般的に簡易にやれる処は完了してきました。すさまじい投資をして来ました。例えば電源ケーブルにFI-50(1セットで5万円のプラグ使用)を水平展開で30本以上使っています。電源パワータップも10セットも使っています。ケーブルに至っては総延長1000mを超えています。自作とは言えその投資金額は過去5年間で2000万円はくだらないでしょう。

それでも「避けていた伝送ロス対策部分」が有ります。おそらくそこに触れば更なる「大激変」が起こる事は想像にかたくありません。予備実験は既に済ませていますし、使うパーツも決めています。一般的にはほとんど手をつけない部分です。シンプルなシステムからすこしづつ手を入れて行きたいと考えています。上の計画にこの「伝送ロス対策」を加えますと「誰も今までに聴いた事のないサウンド」を得る事になると思います。


インレットの比較

2010年06月18日 | ピュアオーディオ

昨日フルテックのインレット FI-09(R) が来ましたので ジョデリカETP600 と交換をしようと思いましたが、サイズが大きく使っているプリアンプに収まりきれませんでしたので元のフルテックのINRET(R)に戻しました。

Inret1

サイズの比較をご覧ください。左からINRET(R)→ETP600→FI-09(R) の順にサイズが大きくなっています。

Inret2

奥行き寸法も同じように大きくなっていますので、取り付けスペースを確認しておかないと交換できなくなります。

Fi09r2

今回入荷したFI-09(R)は別の機器で後日確認したいと思います。上の写真が裏面の配線取り付け部です。信頼性的に「?」の感じです。

インレット部での「伝送ロス対策」と思っていたのですが、「ネジ式」のものは「接触抵抗」が上がりますのであまり好ましくありません。半田付け方式の方が良い半田を使えば大幅に「伝送ロス」を低減できます。

半田付けタイプのINRET(R)に戻しましたら質感が上がりましたね。ETP600は交換した直後から疑問符が付いていました。普通は交換直後は良く聞こえるものですがそれさえも感じれなかった。INRET(R)に戻しましたら音のキレ・ヌケが数ランク上です。「微音」と呼んでいるかすかな音の数が全然違います。当然余韻の拡がり方もINRET(R)の方が良いです。早いパッセージの場合ETP600では「モタモタ」した感じを受けましたが、INRET(R)ではストレスなく流れて行きます。

推測ですが同じフルテックのFI-09(R)にしても同じような感じを受けるのかもしれません。「半田付け式」と「ネジ止め式」の方式の違いからくるものと思います。

ETP600について・・・。「Cu」(銅)にはCu独得のマテリアルサウンドが有ります。その範疇から出ないどころか最もCuの色を濃くしたサウンドだと思います。


WE REP 62C ライントランスの作成

2010年06月18日 | ピュアオーディオ

We_rep_62c1

貴重なWEのREPトランスを入手しましたので「スペシャル」なライントランスを作っています。REPの型番は「62C」です。62Cには「一体型」と「セパレート型」が有ります。専務宅では「WE 62C 一体型」のライントランスを使っています。こちらのトランスはセパレート型になります。

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WE REP62Cはもう80年以上前の部品です。主に電話交換機のヴォイスチェンジャー部に使われていた様です。見た目にも「奇麗」とは云えませんが、パーツとしてはほぼ不具合もなく完動品です。上の写真はまだ作成途中の状態です。

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この62Cを「ライントランス」に仕上げますと「CDのサウンドがアナログの音」になります。それも極上の艶やかな音色を持ったサウンドになります。周波数レンジも非常に広く、中域の厚みが素晴らしく、ヴォーカルやチェロの再生音は絶品になります。これを一度聴くと手放せなくなります。

ライントランスに仕上げる時に最も大事なのが「伝送ロス対策」です。使うソケット類、配線材、半田材、ケースを吟味しておかないと本来の性能が引き出せません。

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同じトランスを使っても「伝送ロス対策」がなされていないと、ただの「ライントランス」になってしまいます。「ライントランス」を繋ぐと「音が曇る」等の類は「伝送ロス対策」が不十分だから発生するのです。せっかくの素晴らしい「素材」ですので「料理」もそれにふさわしい仕方が必要です。

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本日中には完成の予定です。(完成しました。上写真参照)


リンホフ工房製「ターンテーブル純毛マット」試聴つづき

2010年06月18日 | ピュアオーディオ

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リンホフ工房製「ターンテーブル純毛マット」を使いだして俄然LP(アナログ)が楽しくなりました。昨日も事務所と自宅のメインシステムはLP三昧の1日でした。

1)SN比が非常に良くなる。
2)周波数レンジが上下とも拡大しCDと遜色なくなる。
3)トレース能力も問題なく「音数」の多い滑らかで線の太い再生音になる。
4)ヒスノイズがほとんど感じられない。

等々、ほとんどデメリットを感じないでメリットのみを享受している状況です。

「純毛マット」の効果を原理的に考えると、
A)ターンテーブルモーターの振動をほぼ伝達しないと云える。
B)LPとターンテーブルの摩擦係数が上がり、しっかり保持されている。
C)カートリッジの針の動きが緩やかに上下動する感じでトレース能力が落ちない。

等が考えられます。

皆さんにもお勧めします。アナログをお使いの方には絶対試して見る価値が有ります。価格も1枚:¥1500円と良心的です。


リンホフ工房製「ターンテーブル純毛マット」試聴

2010年06月17日 | ピュアオーディオ

昨日夕方注文しておいたリンホフ工房製「ターンテーブル純毛マット」4mm厚が入荷しました。事務所と自宅用の2枚を購入しました。

Fono_mat5

早速試聴をして見ました。厚みが4mmとしっかり有りますのでトーンアームの高さ調整をしないといけません。上の写真は事務所のSP-10MK2です。このターンテーブルには横浜の31Yさんの真鍮ターンテーブルシートを純正のゴムマットと交換しています。今回はこの真鍮シートの上に「純毛マット」を敷いて使いました。

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チョッと戸惑ったのが「アームが上下動」を始めた事です。31Yさんの真鍮シート仕様にしますとほとんど上下動がなくなり、CD並みのSN比で聴く事が出来ます。今回の純毛マットは厚みが4mmと厚いので「追従性」で若干の低下をするようだと思います。

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問題は出てくるサウンドです。率直に行って「好印象」です。音の重心が下がり、音数が増加して且つ「パンチ力」が出て来ます。真鍮シートに直接LPを載せていた状態では「モーター振動」を直接拾う様な感じがして気になっていたのですが、「純毛マット」はこの「モーター振動」をLPに伝えない様に感じます。その分音数が増えたり、バランスが良くなったりしてくれるのだと感じます。周波数レンジの上下への伸びも好ましいです。

Fono_mat2

交換前までは「オリンパスシステム」ではCDの方がLPの方より音質が良かったのです。その為CDばかり聴く様になりました。今回の音質アップで「CDより、より好ましい質感」になりましたのでアナログの実力を痛感しています。

自宅でも昨夜試聴をしました。自宅は「ベルトドライブ」ですがこちらも概ねSP-10MK2(DD)と同じような「質感」や「バランス」の変化や音数の増大を確認しました。

マットの厚みが4mm有りますのでチョッと厚すぎる様に感じます。2mmのマットを更に予約を入れました。


EV T35系ツィーター 取り付け完了

2010年06月16日 | ピュアオーディオ

EV T35系ツィーター 取り付けを完了しました。

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昨日はローカットのコンデンサーの取り付けを忘れていましたので忘れずに取り付けました。使ったコンデンサーはオレンジドロップの0.47μfです。管球アンプ用に取っていたものですが使う予定がなくなりましたので転用しました。同時にALTECのSP端子を取り付けて「ユニット化」しています。

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実際のSPへの取り付けは上の写真の様になります。早速音出し確認です。昨日は片chでビビり音が出ていましたが「対策」しましたのでクリアーになっています。

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音質的には昨日とほとんど変わらない状況ですが、「音数の増大」、低域のバランスと高域のバランスの調和がより自然に感じられます。高域の「飛んでくる音」が大幅に減少しましたので非常に聴き易くなりました。大音量にしても「耳を突きさす」様なサウンドはなくなりました。小音量から大音量までニアフィールドで使えます。

音数が増えたのでSPの外側まで音場が広がっています。中低域の厚みが非常に増したように感じます。これでこのSPの調整が完了した訳では有りませんが、当面はこのままで行きたいと思っています。