ALTEC#612Aは本来#604E同軸ユニットを#612A箱に収めたものがオリジナルです。しかし、私には「周波数レンジの狭さ」や「音の分解能(情報量)が足りません。「伝送ロス対策」と「音変換ロス対策」の2つの対策を一定程度やらないと#612ASPの「潜在能力」は引き出せません。
上の写真はスーパーツィーターをユニット化したモノをSPの上面に載せています。昨日までの「クリップ配線」では「1st印象」ぐらいしか判断できませんので先の確認に進みました。
「クリップ接続」と違って音がしっかり出てくるようになりました。
スタイリングやルックスもまあまあの程度でしょうか。
木箱の中に0.47μのコンデンサーで低域カットしています。大体7000Hz前後でキレているだろうと予想しています。
背面にはSP端子を設けてSPケーブルをしっかり固定できる様にしています。
内蔵しているコンデンサー(オレンジドロップ)の赤い色が見えると思います。
出て来たサウンドは、今までの印象に「透明度が上がり」、「音のキレ・ヌケ」が大幅に向上しています。周波数特性的にも高域を強化しましたのでその反動で低域もかなり強化出来ています。一段下の帯域まで出ています。高域も20KHz~50KHz近くまで出ていると推測しています。帯域が広がり音数も大幅に増加しています。本来狙っていた効果が出ています。
612Aシステムへの対策項目を箇条書きにしますと、
1)SPターミナル交換・・・フルテック最高級ロジウム仕様(伝送ロス対策)
2)内部配線の交換・・・ルシファー仕様への交換(伝送ロス対策)
3)ネットワークの交換と内部配線の交換・・・ルシファー化(伝送ロス対策)
4)ユニットのTrail仕様化・・・(伝送ロス対策)
5)ユニットの追加①・・・EVツィーター追加(音変換ロス対策)
6)ユニットの追加②・・・リボン型ユニットの追加(音変換ロス対策)・・・オフの音の確保
7)612A箱の強化・・・(音変換ロス対策)
8)専用トレールの作成・・・(音変換ロス対策)
となります。
こう云った対策はノウハウに基づいて「意識」してやらないといけません。ノウハウを持たない方は手を付けない方が無難です。