事務所では4mm厚から2mm厚の「純毛マット」にしたら「痩せた音」の方向に出ました。自宅では「音が薄い方向」になりました。これはアームの高さ調整をしない状態です。
事務所では4mm厚で気に入っていましたので2mmにする気は初めから有りませんでした。自宅はスピンドルピンの長さが問題で、使用条件では2mmしか出ない為、2mm厚の純毛マットが欲しかったのです。
自宅のシステムに「純毛マット2mm厚」を使用しますとディスクスタビライザーが普通に使えるようになりました。トーンアームの高さを2mm下げて音出しをして見ました。
4mm厚でトーンアーム高さを合わせたサウンドと2mm厚でアーム高さを合わせたサウンドは大きく変わりません。SN比はCDクラスでダイナミックレンジ・音数はCDを超えます。
ためしに小椋桂の「彷徨」や「チェリッシュベスト盤」を掛けてみました。出てきたサウンドは「今までで最高レベル」のサウンドで、マイクロSX-8000番を使ったサウンドに近い音色・サウンドになりました。音数が極端に増えて「サワサワ感」に近いサウンドが出るようになっています。
使っているターンテーブルはマイクロのBL-101Lですがこんなサウンドは初めてです。BL-101LはSME#3012Rを使いたくて30年前に新品で揃えた機器です。グレードとしては中級クラスと思っていますが、アームにSME#3012R+SPU-GE+AD-2810+C290の組み合わせで、以前C-220を使っていた頃のサウンドをはるかに凌駕しています。
たった「純毛マット」を使っただけでこのサウンドの変化は「激変」です。リンホフさんに感謝・感謝です。これで自宅システムへのグレードアップ作戦は「完了」と判断します。後は「ソフト」の充実に励みたいと思います。