Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

#612A in 604E

2010年06月08日 | ピュアオーディオ

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604Eの「Trail仕様化」を完了して#612A箱に604Eを組み込みました。

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音出し確認ですのでヴォーカルを聴いています。定位も問題なく中央に定位しています。すべての音が「エネルギッシュ」になったようです。低域も下の方に伸びており、中音の音の線も太くなり、音数も多くなった様で余韻も多く感じます。

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低音の重心が下がった事で「ゴリッ」とした質感が出ています。低域の音の質感が605Bとは随分違います。先日604-8Gを614箱に組み込んだ時の差をそのまま感じます。

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ユニットが604と605では「エネルギー感」が随分と違いますね。605Bでは音が遠くに有る様に感じますが604ではより近くから感じます。612Aの箱が605Bではちょうど良いサイズと思っていましたが、604Eでは箱がもう少し大きくても良いのでは?と思えるほどです。まだ鳴らし始めたばかりですので馴染んで行けば安心して楽しめる音質になると思います。


ALTEC #604E いよいよ装着準備

2010年06月08日 | ピュアオーディオ

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604Eが到着していますので#605Bと入れ替えを予定しています。昨日は忙しくて手が付けられませんでしたが、今日中には正規の#612Aになりそうです。

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まずユニットの「Trail仕様化」から始めます。ALTECオリジナルのダイアフラムの配線が上の写真になります。このままでは「ピーキー」で「音数が少ない」サウンドになりますので手を加えないといけません。何度もコンプレッションドライバーを見ていますがJBLと違いダイアフラムカバーが付いているので安心して作業が出来ます。ただ外蓋との間のスペースが狭いので配線には気を使います。(大きい配線なのでうまくやらないと入りません)

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上の写真はダイアフラムカバーを外した状態です。この状態でウーハー部への音質対策をします。これを忘れると高域とのバランスが取れないばかりか「反応の悪い」低域になります。

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低域への音質対策が終わり、ダイアフラムへの配線が完成すれば前準備は完了です。

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604Eのユニットを良く見るとコーン紙に若干の痛みが有りますが「オリジナルコーン紙」の「21184」のNoが見えます。枝番がない事を考えると「初期型」の様です。2本とも同じ番号です。

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「オリジナルコーン紙」と「オリジナルヴォイスコイル」に拘っていますので、ここでその音色を覚えておく事は大切です。