Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

7SPユニットシステムのサウンド

2009年09月19日 | ピュアオーディオ

Hyl21(#2405はHL88の下に隠れています。)

ウーハーのパラレル化もしているシステムも有りますが、中・高音に6個のユニットを使っています。
Sp707jhyl(175DLHと2405はウーハー箱内に格納。ビクターリボンはハイルドライバーの反対側のホーンのうしろ。)

基本ラインはJBLのユニットです。JBLウーハーに#375+LE85(LE175)+#2405を基本としウーハーの種類と箱を変えて、375用ホーンを替えています。
Rca_system(RCA箱ではホーンの後ろにハイルドライバー。この機種にはデッカはなし。)

中音には#375+ハイルドライバー(amt1)の組み合わせ。高音にはLE85(LE175)+#2405+デッカリボン+ビクターリボンで100KHzまでを確保しています。

この状態で「定位」はピンポイントです。自宅システムでは人の口のサイズでボーカルが出て来ます。オリンパスもほぼ近いです。RCA箱システムのみちょっと口が大きいです。この「口」の大きさは「中音ホーン」の「内振り」で決まります。非常にシャープな反応をします。

7SPユニットを使っていますが、これは今まで試行錯誤を重ねて「音数」を増やすために工夫してきたものです。7SPユニットが鳴っているから「バラバラ」な感じになる事は有りません。それよりも「音数」が増える事で「フルレンジ」の様な鳴り方をします。SPの存在を気にしなくなると云えばよいでしょうか。「音が面で出る」と云う音の出方になりますので「音質的」にはデメリットを感じません。ただし「維持管理」には気を使います。配線の数が多いので「SPターミナルのゆるみ」に特に注意しています。フルテックの最高級SPターミナルにして「音質」改善はもちろん「ゆるみ」にも強くなりました。今ではほとんど「ゆるみ」の発生が有りません。

JBL基本の3ウェイでは「ウーハー+375+2405」の方がほとんどだと思いますが、#375からいきなり#2405では7000Hz~12000Hzあたりに「エネルギーの谷」が出来ます。これを埋めるため「LE85(LE175)」を2405とパラレル接続しています。

高音は他にデッカのリボンツィーターを使っていますが、これは「システム全体の音色」を決定付けます。ヴァイオリンをしなやかに聴くのに最適なツィーターです。更にビクターのリボンツィーターは高域の伸びも兼ねてはいますが、「定位」に非常に有効です。このビクターのリボンツィーターをクリップでも良いから繋ぐと「定位のフラツキ」がなくなるのです。不思議ですね。

まだそれぞれに使う配線材を変えて音合わせをしています。


全システムのグレードアップ進捗状況

2009年09月19日 | ピュアオーディオ

9月に入り全てのシステムで「グレードアップ」の対策をしました。すぐに対策効果が出るものも有れば半年くらいかかるものまで有ります。全てが一様では有りません。

1)オリンパスシステム(LE15Aの交換)・・・これは大正解です。LE15A特有の癖と思われる音色が初期型ではD130の様なサウンドです。反応が早く「品位」の高いサウンドになりました。まだまだ良くなると思います。SN比が上がり透明感が上がっています。

2)自宅SP‐707Jシステム(EMT981の導入)・・・毎日6時間以上モニタリングしていますが、まだD732のレベルには届きません。D732の時も半年かかりましたので、こちらはまた半年待ちです。でも毎日音質が変化しています。良くなったり悪くなったりを繰り返して1ヶ月後には分岐点が来ると思っています。シルキーな質感は非常に気に入っています。

3)RCA箱システム(A727・6L6ppアンプ)・・・マッキンMC2600から6L6ppにして、高域のベールが消えました。清々しいサウンドとなりました。CDPをSD-9500からA727に交換して「音色の温かさ」を感じます。残念ながら周波数レンジ感の伸びはSD-9500に及びません。このシステムにはD730クラスを将来的には準備したいと考えています。

4)専務宅 UREI813Bシステム(D732、ステップアップトランス)・・・D732の導入で周波数レンジが大幅に改善されていますがステップアップトランスを制作中なのでグレードアップ出来ていません。本日トランスの完成予定。トランスが完成すればC40とD732を117V駆動します。

5)EC-138システム(内部配線ルシファー化)・・・こちらは文句なしにグレードアップを果たしていますが、アンプ類をお客さまに貸し出している関係で、実感できない状況です。

6)BC‐Ⅱシステム(内部配線のルシファー化)・・・伝送容量がアップしたため中音のユニットでビビり音発生。原因対策しやっとグレードアップを享受できると思ったら、電源タップを前述お客様に貸し出したため確認できず。サトリアンプで大音量再生を確認して問題ない事を確認しています。

しばらくは「鳴らし込み」をしないと良くはなりませんのでのんびりと確認していきます。