Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

EMT#981が修理を終えて帰って来た

2009年09月13日 | ピュアオーディオ

先月の21日に修理に出したEMT#981が修理を完了して返ってきました。早速「音出し確認」です。
この#981は故障品を購入してオーバーホールしていただきましたのでまだ「音」の確認が済んでいません。
Emt981

今日入荷するのが判っていましたので、朝から「オリンパスシステム」を鳴らし込んでいました。最初の「音出し」でスチューダーのA730(クロック交換)と同等のグレードを感じます。「音数」も多くてなかなか好印象です。スチューダーとは「音のバランス・出方」が違いますね。

周波数レンジはEMTの方が低域側に伸びています。ヴァイオリンソロでは「艶やかさ」を感じます。ボーカルもより好ましい感じです。音の出方が「アナログ」的ですね。前後の音の厚みが十分に感じられ、手を加えて行けばA730やD732より良くなりそうな予感を感じます。

何も手を加えていないこの状態でこれだけのサウンドが出て来ますと「満足」に近いですね。現在100V電源でSCX-24とSCE-45S(電源)でドライブしています。

今後、「ヒューズ交換」と電源電圧を「117V」にしますと更に「音質アップ」する事は間違いないでしょう。更にケーブル類による「活眼/覚醒」も期待できますので楽しみです。

まずは「動作確認」をしっかりやってからの話です。今回はピックアップが新品に交換されています。おかげで修理代がバカにできません。


ジャニス・イアンを久しぶりに聴く

2009年09月13日 | ピュアオーディオ

昨日の夕方、仕事を終わって自動車で帰宅途中ふいにラジオを入れて見たら懐かしい声が飛び込んできた。

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「17歳のころ」 ジャニス・イアンの歌声でした。ジャニス・イアンは「ラブ・イズ・ブラインド」の曲ならご存知でしょう。ラジオを聴いていると「1975年」と云うテーマでポピュラー音楽をかけていました。一緒に紹介されたのが「ジョン・デンバー」。1975年と云うと私が22歳の時になります。

今日は朝からはまり込んで「オリンパスシステム」を鳴らしています。LE15Aを馴染ませるためです。


私の趣味の経緯

2009年09月13日 | ピュアオーディオ

30年前、当時各誌オーディオ雑誌で絶賛され、某オーディオ雑誌のモニターSPになっていたJBL#4343を「これさえ持っていればSPは卒業できる」と、「オーディオの泥沼」からおさらば出来ると考えて、身の丈に合わない買い物をしました。

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あとはこのSPをドライブできるアンプを揃えれば「私のオーディオ」は卒業のはずでした。卒業する為、当時これも絶賛されていたマッキンのC29とMC2500とオルトフォンの8Nケーブルを買い求めました。

この状態で27年ほど使い込んできましたが、ソプラノが聴けない、低音と高音の質感が合わない等の問題点はそのままにして、いつかは「良くなるだろう」・「これでオーディオは十分だ」と思っていました。

その後、40歳を過ぎてからバイクに懲りだして、一時期は4台のバイクを同時に所有し、すべて任意保険に加入し(年間20万円以上)、バイクをとっかえひっかえ毎週土日の休日は「ツーリング」を楽しんでいました。新しい楽しみの境地を開いた事と若い頃忙しくて出来なかった鬱憤を晴らしていました。ほとんど毎週自宅から阿蘇の大観峰に通っていました。春夏秋冬、季節の移り変わりを楽しんでいました。はじめはネイキッドバイクでしたが、トライアルやオフロードのバイクに変わり、息子と「林道ツーリング」がメインになり、2度目の青春を謳歌していました。それとともにバイクの数も減らして、現在は1台のオフ車を残すのみとなりました。この間約10年の間「オーディオ」のグレードアップはお休みしていました。

林道ツーリングを始めるようになってから、「カメラ」にも凝る様になり、多いときは10台の1眼レフカメラとレンズ30本くらいを集めました。こちらは5年間ほどでカメラも集約して、現在1眼レフ(銀縁)2台、2眼レフ1台、デジタル1眼1台、デジタルコンパクトカメラ2台で落ち着いています。レンズは1社に集約し20本くらいにして防湿個で眠っています。現在も使っているのはデジタル機器ばかりで銀縁カメラとレンズは眠っています。主に風景と家族写真、花が被写体です。

こんな時「オーディオ道場」を知り、オーディオ熱が再燃しました。そして「SP台のパテント」を取得して起業したわけです。

起業して「良い音とはどんな音だろうか?」と疑問を持ち、「オーディオの基礎的技術」に的を絞って実験や試行錯誤をこの5年間毎日続けてきました。その過程でJBL#4343は手放して別のSPやアンプに変わってきました。サラリーマンの時代(32年)でも色々「音質対策」はしましたが、プロとなってからの実際の行動はサラリーマンが一生かかっても出来ない事を1年で済ませてしまいます。アマの時代は雑誌の評論が頼りで選定しますが、プロは実際に原理を考え、機器を実際に聴いて判断します。この時「機器の可能性」も読みます。

新しくSPを購入されるたびに皆さんも「これでオーディオの泥沼から脱出できる」と思われて購入される方が大半だと思います。価格も高価なSPですとなお更です。

ただ問題は「望んでいた音質・表現力」になっているかです。お金をかけた分外れは少なくなると思いますが、オーディオの本当の問題は「伝送ロス」の発生です。これを極小化していかないと良くはなりません。使っている機器の能力の何パーセントを引き出せているか?CDの中の情報を何パーセントSPから出しているか?の視点を持てばやる事の筋道が見えてきます。
現在もっているSPの能力の限界に挑戦すれば「求める音質・グレード」に近づけることができます。ただ最新のSP達は「自然の原理」を無視した「デザイン重視」で作ってあるものもありますので要注意です。「自然の原理」に反した機器は「音質改善」が相当に難しいのです。