Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

BC‐Ⅱの内部配線の「ルシファー化」後のサウンド

2009年09月04日 | ピュアオーディオ

内部配線を「SCS-33」(化け物シリーズ)からSCS-34(ルシファーシリーズ)に交換して「音の品位」や「音数」、「パワーハンドリング」が数段上のクラスのSPに変身しました。音圧レベルが3dBアップした様な変化です。

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JBL3大ホーンシステムは今年5月までにすべての配線を「ルシファー化」を完了していますので、どうしても他のSPとの「質感の差」を感じてしまいSWを入れるのが億劫になっていました。今回の「改善」で「同じ質感」を得ましたので、イージーに楽しむならこのBC‐Ⅱで良いと思えるようになりました。

まだ鳴らし込みの最中ですのでどんなトラブルが発生するかわかりませんのでしばらくは様子見の再生をしていきます。

英国の古い中型SPには「耐入力」に弱いユニットが使われている事もありますので、「大音量再生」には気を遣います。今回も片chミッドユニットに「ビビり」が発生しましたので、「増し締め」等を終えたばかりです。

「大音量再生でも破たんがない」再生ができるようになれば非常に良いSPになります。SCS-33では何の問題もなかったのですがSCS-34にしますと「パワーハンドリング」が全然異なります(スケール感が雄大になります)ので、ユニットの造りにちょっとした不具合でも有ればそれがそのまま出てきます。
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さて現在のサウンドはと言いますと「BC‐Ⅱ」のSPサイズが2倍以上の大きさに「化けた」とでも云いましょうか、艶やかでしなやかな音色と爆発的なパワーを併せ持ちました。
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内部配線を「ルシファー」にしないと得られない「音の充実度」(密度)を手に入れましたので、クラシックだけでなくJAZZもボーカルも問題なく数段上のレベルで再生します。JBL3大ホーンがなければ自宅のメインSPにしても良いと思えるほどです。

ドライブにはTrail仕様の管球プリと管球パワー(KMQ8)です。パワーはわずか10W/chですが使い切れないほどのパワーになります。Trail仕様のアンプは見てくれとは異なり、素晴らしい音の質感(厚み、しなやかさ、艶やかさ等)とSN感(透明感)、スピード感を持っています。