Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オリンパス用ウーハー LE15A SN #1000番台 入荷

2009年09月05日 | ピュアオーディオ

先週ご紹介しましたオリンパス用ウーハー LE15A SN #1000番台 が入荷しました。前回はエッジがボロボロの状態でしたので写真はやめておきましたが、今回はエッジの修理を終えて来ていますのでご紹介します。
Le15a_10001

本来のエッジが白ゴムのエッジですが、製造後すでに50年ほど経っていますので有っても硬化しています。現在使用中の#8000番台のLE15Aが白エッジで入手しましたが、エッジが硬化していて「ウレタン」製に交換しています。今回は「ギャザードエッジ」にしています。これなら「劣化」を気にすることが有りません。いい仕上がり具合です。
Le15a_10002
今回のLE15Aはパラゴンに入っていたブルーフレームのものです。このブルーフレームは「初期型」にしか使われていないものです。

Le15a_13054 SN#1305

Le15a_13062 SN#1306

今日、明日は専務をお休みにしていますので月曜日の取り付けとなります。どんなサウンドを聴かせてくれるか非常に楽しみです。SNが#1000番台でオリジナルコーン紙だから購入したウーハーです。SPターミナル一つ見ても#8000番台とは違いしっかりした作りの良いものです。


SPの「質感」

2009年09月05日 | ピュアオーディオ

今回のBC‐Ⅱの「ルシファー化」でつくづく思うのは「SPの音の質感の基本的な部分はケーブルで決まる」と云う事です。

SPの方式(例えばホーン型、コーン型、ドーム型等)で音の出方は若干異なりますが、概ね同じグレードの質感になります。

ユニットに使われる材質も紙コーン、プラスチックコーン、メタルドーム、ソフトドーム型と色々ありますが、こちらも概ね同じグレードの質感になります。

「なぜケーブルで音質レベル(質感)が決まるのか?」・・・それは「SPから出せる情報量がケーブルの伝送力で決まるから」です。

SPユニットが一定の能力を持っていれば、伝送ロスの少ないケーブルで配線すれば、ケーブルに比例して「音質」は変わっていきます。現在お持ちのSPでも内部配線とアンプからのSPケーブルを交換すれば大きなグレードアップが出来るという事です。

ただし、SPユニットに能力があってのことです。D社のR-305に今年2月トライしましたがこのSPはほとんど変化しませんでした。ユニットの性能に大きな疑問を持ちました。単なる「柄が大きい」だけのSPでしかないと思いました。今回のBC‐Ⅱはケーブルをグレードアップすればするほど性能が飛躍的に伸びています。

現在の状況で単純にR-305とBC-Ⅱ(Trail仕様)との「音質比較」をすれば10人が10人 BC‐Ⅱに軍配を上げるでしょう。出てくる音数や質感が決定的に違います。

私は「音の雑味」の有る音を嫌います。ベールをかぶった音の事で、音のキレ・ヌケが少なく、ベールをかぶった鈍い反応のサウンドです。

キレ・ヌケ(スピード感含む)が素晴らしく、低音・高音の伸びが有って中音が分厚く、繊細さと雄大さを併せ持って、「音が面で出てくる」様なサウンドでプラス「心の琴線」に触れるサウンドでないと安心して音楽を聴けません。今回のBC‐Ⅱの「ルシファー化」はこのすべての「感性」を満たしてくれました。しばらくはこのSPの虜になりそうです。Rchのビビりも治りましたので心おきなく楽しんで行きます。