先週から今週にかけて事務所のSP群のすべてに手を入れました。
1)オリンパスシステムに#1000番台のLE15Aへの変更
2)RCA箱システムへLE15Aの導入
3)BC-Ⅱシステムの内部配線ルシファー化
4)EC-138システムの内部配線ルシファー化
と矢継ぎ早に対策しましたが、2)の「RCA箱システムへLE15Aの導入」はミス配置のようですので来週元のD130×2発に戻します。
何が不具合かと言いますと「オリンパスのサウンドが2セットになる」からです。
500Hz以下の低域で全体の「音の量」の7割を占めます。この帯域にLE15Aを使う事が「オリンパスの音」を作っているのです。
RCA箱システムにLE15Aを使うと低域が延びてピラミッド型の重心で、しなやかなサウンドで良いのですが、奥の部屋の「オリンパスシステムの2番煎じの音」に聴こえるのです。LE15AとD130の能率の違いも有り、下の方の帯域が弾みません。中高音のユニットもほとんど同じ配置ですのでサウンドもそっくりになりますしオリンパスシステムの音に届きません。
私の「RCA箱」に求めるイメージから外れますので元に戻す事に決めました。やはり「軽く風圧を体感させるサウンド」(ホールトーン)の方がこの箱に似合っています。