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オリンピックは無理ンピック

2021-01-26 20:47:53 | 社会・経済
新型コロナウィルス感染拡大による2度目の緊急事態宣言によって、
首都圏の新規感染者数は若干、減少しているのでしょうか。

緊急事態宣言下とはいえ、首都圏の街中はそれなりに人がいるにしても、
少しは人出は減ってはいますので、そうした効果なのでしょうか。

また、神奈川県はじめ東京都なども濃厚接触者の追跡を減らしてますので、
そもそも調査数が減っているというのはありますから、新規感染者数の若干の減少が、
どれだけ実態を表しているかはわかりません。

で、見た目は新規感染者が減ってはいても、追跡されず感染の疑いの強い人達が、
多く野放しになっているということですが、コレでいいのでしょうか。

ま、自分はナニやってもいつかはかかってしまうものと思ってますので、
感染したらしたでいいのですが、オリンピック開催を控える自治体としてはねえ?


そのオリンピックについては、開催への疑問を呈す報道が増えてきましたね。
本当にできるのかと、IOC関係者の発言なども取り上げられたりしましてね。

ソレでも、日本政府と東京都は強気で開催する気満々です。
表向きは。

そりゃ、開催都市としてはIOCが中止すると言わない限りは、
開催するつもりで準備しないといけないのは当然のことです。
招致した責任がありますし、開催可否の判断はIOCであって日本側にはないですから。

ソレはわかっちゃいますが、さすがにここまで来ますと、
幼稚な強がりにしか見えなくなってくるのは、不憫なところではあります。


そんな中、ロシア選手団が東京オリンピックから除外されることが決定しました。


 ロシア選手団 東京五輪・パラから除外へ 組織的なドーピングで

 組織的なドーピングでロシア選手団の今後2年間の主要な国際大会への参加を禁止した
 CAS=スポーツ仲裁裁判所の決定について、ロシア側はスイスの連邦最高裁判所に
 上訴しないと発表しました。
 これによりロシア選手団は東京オリンピック・パラリンピックから除外されることになります。

 ロシアによる組織的なドーピング問題を巡って、WADA=世界アンチドーピング機構が
 おととし12月、ロシア側が選手の検査データを改ざんして提出したなどとして
 東京大会をはじめとする主要な国際大会へのロシア選手団の参加を4年間、禁止するとともに、
 東京大会には厳しい条件を満たした選手のみ個人資格で参加できるとする処分を決めました。

 この処分についてロシア側が不服としたことからCASによる仲裁が行われ、先月、
 CASが処分の期間を2年に短縮することが妥当とする裁定を下しました。

 ロシア側はこの裁定を不服としてスイスの連邦最高裁判所に上訴することができますが、
 RUSADA=ロシアアンチドーピング機構は25日
 「ロシアの選手とスポーツの利益を第一に考えて上訴しないことを決めた。
 係争はこれで終わりとし、今後はWADAと協力して資格の回復に向けて努力する」
 とする声明を出し、上訴しないことを決めました。

 これによりロシア選手団は東京大会から除外されることが確定します。
 一方、厳しい条件を満たした選手は「中立なアスリート」として個人資格で参加できます。

 ロシア側には裁定を受け入れることで、当初4年間とされた処分が来年末までの2年間に短縮され、
 若い選手たちへの影響を最小限にとどめたいというねらいがあるものとみられます。


なんかこうオリンピックというか米欧なのかは、ロシアに厳しいですよね。
ロシアが組織的ドーピングと言われたら、さもありなんとも思いますが、
ソレはロシアが特別なのかってな疑問、他の国はどうなのよってな疑問もありますがね。

でもま、ロシアとしては、自国もそうだし開催国の日本や各国の新コロ状況を見て、
大会できなくね?みたいな見込みも手伝って踏ん切りついたような気もします。

こうなるとロシアに続く地域もあるかもしれませんよね。
例えばロシアに近しい国とかが追随して大会参加を見送りでもしたら、
西側からも続く地域も出始めるかも知れません。
そうなったらIOCもどうしますかね。

そう、ソレでもIOCが止めると言わない限りは開催に向けて事を進めるのが開催国です。
もちろん、新コロ感染対策は万全に、ということなのですけども。


 東京五輪、医療スタッフ1万人に依頼 五輪相

 日本政府は26日、今年に延期された東京五輪に向けて
 1万人の医療スタッフを確保する計画を保持していることを明らかにした。

 新型コロナウイルスの第3波で医療体制が逼迫し、日本医師会が病床数の減少に
 警鐘を鳴らしている中、この計画については国会で野党議員から厳しい質問が投げかけられた。

 政府と東京五輪の関係者は大会が予定通り7月に開幕するとの立場を維持しているが、
 新型コロナウイルスの感染者数は国内外で増加しており、大会を支持する国民の声は減少している。

 この日の国会では、橋本聖子五輪相が大会に向けて現在も多数の医療スタッフを
 確保する計画であるとして、「大会期間中には1人5日間程度の勤務をお願いすることを前提に、
 1万人程度の方に依頼して必要なスタッフ確保を図っている」と述べた。

 また、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会などの主催者が、
 必要とされる医療体制や、大会における「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策」
 について話し合っているところだと明かした。

 組織委員会は昨年12月、アスリートへの定期的な検査や
 「感染症対策センター」の設置を含めた安全対策を公表した。
 しかし、日本医師会の中川俊男会長は前週、五輪を訪れた外国人が新型ウイルスに感染した場合、
 病院への受け入れは現状だと「可能でない」と述べるなど、懸念を示していた。


本気ですかね?

6,7月の時点で新コロの状況がどうなってるかわかりませんが、
この医療逼迫と言われる中で、お祭りに医療従事者1万人を駆り出すなど可能なのでしょうか。


いやね、東京オリンピック開催についての一番の障害がここだと思うのですよ。

海外からの選手団には特例で入国を認めることもできるだろう、
ワクチンも無理矢理手配して選手らに接種させて問題ないことにもできるだろう、
無観客での開催もできるだろうとは思うのです。

ですが、最大の難関は大会の感染対策における医療リソースの確保です。
現状の新コロ対応でいっぱいいっぱいなのに、人手を他所に貸す余裕なんてないからです。

なのに、オリンピックには医療従事者1万人動員を要請しますよと。
狂気の沙汰です。

ま、国民の生活とオリンピック、どっちが大切なんですか!?と仮に訊いたら、
政府や都はオリンピック、と平気で答えそうではありますが。

しかし、いくら政府の要請とはいえオリンピックとはいえ、
そうした要請に応えられる医療機関・従事者などいるものでしょうか。


いや、意外にいたりしてですね。。
オリンピック?行く行くー! みたいなね。。

とは思いませんが現実、オリンピックに医療リソースを割ける状況にないでしょう。

これから春・夏を迎えれば新コロの事態は改善する!なんて脳天気に考えている、
もしくは実態はともかく、改善することを無理にでも前提にしなければできないハナシです。

まあ、日本政府や東京都なら、状況を無視してゴリ押ししかねませんが。
そしてどうでしょう、世界の権威やオリンピック大好きな日本国民もまた、
脳天気にそうしたことを支持してしまうのでしょうか。


ところで、オリンピック開催の要件の一つとして、ワクチンがありますね。
実際に効果的なワクチンが選手や大会関係者らに現実的に行き渡るのかわかりませんが、
行き渡るというウソをでっちあげることは可能でしょう。

で、ワクチンのどさくさに紛れて、ドーピングが横行したりはしないのでしょうかね。
検査でなんらか異常があったとしても、あ、ワクチンワクチン!みたいに誤魔化したりね。

どうなんでしょうか。