Do you remember rock'n' roll radio?

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I've been shot.

2010-12-08 00:33:18 | 音楽
12月8日は、、、真珠湾攻撃の日?
いやいや、ジョン・レノンの命日です。

その前日、7日の21時から、BS-JAPANで
「誰がジョン・レノンを殺したか」という番組が放送されました。
これはビートルズファンの自分として、ビートルズの中でもジョンのファンとして、
リヴァプールFCのファンとして?見逃すことのできない番組なのです。

とは言っても、1980年12月8日、ニューヨークのダコタ・ハウス前で、
ジョンがマーク・チャップマンという若者に射殺された当時の自分は、
ジョン・レノンなんて知りませんでしたけども。

その後すぐ、中学・高校で洋楽を興味を持ち、FM雑誌を読むようになり、
ビートルズを知るようになり、そしてジョン・レノン暗殺の記事も読むようになりました。

当時から、ジョン暗殺の実行犯(と、された)マーク・チャップマンは
熱狂的なジョンのファンで、彼の単独犯行によるものだと報道はされてましたし、
マーク自体が何者か・・・政府、CIAあたりにマインドコントロールされたのではないかと
推測する記事もありました。


さて、そんな記事を読んでから4半世紀が経って、ここでなにか新しい発見でもあるのかと期待して、
この番組を観ることにしました。

最初のほうは、マークが徐々にジョンに対する敵意を抱いていったのではないか、とする内容でした。
ジョンはビートルズ時代から「今やビートルズはキリストより有名だ」など、
熱心なキリスト教信者の反感を買う発言も多かったですから、
それはYMCA(Young Men's Christian Association)に出入りしていたマークにとっても同じことで、
「想像してみよう、国境のない世界を」という"Imagine"の歌詞を
「想像してみよう、ジョン・レノンのいない世界を」と替え歌にする様子などが紹介されました。


なんだ、マーク・チャップマン個人の狂気のせいにするのか、と思ったらその後では、
政府やCIAなど国家権力の関与を疑わせる内容になっていきました。

ニューヨークでオノ・ヨーコと生活していたジョンは、反戦のメッセージを楽曲や行動で発し、
アメリカの若者に大きな影響を与えていましたから、
アメリカ政府にとって煙たい存在であったのは確かなのですね。

そして、そうした国家権力がマーク・チャップマンを利用して、
彼をマインドコントロールしてジョンを暗殺した、と。


うーん、なんだ結局、自分が中・高校生のときにFM雑誌で読んだ内容と同じかよ?と、
そうして番組が終わりそうだったのですが、なんと最後に、新しい説を紹介してくれました!


それは、マーク・チャップマン単独だと思われていた実行犯が、他にもいたというのです。
事件現場となったダコタ・ハウス前の状況からすると、マークが発砲したと思われる位置と、
ジョンが被弾した傷跡の箇所が合わないというのです。
被弾の位置からすれば、マークとは別の位置に、別の実行犯がいたのではないか、と。

考えてみれば、それはそうです。
マインドコントロールされた意識朦朧な若者に暗殺を任せて確実に任務が遂行する確率は高くはないです。
マークはジョン暗殺を一人の精神錯乱者による犯行と思わせるためのただのスケープゴートであって、
本当に確実に任務を遂行できる実行犯が他にいたのです。この説明は納得いくものです。

それは誰だったか?
番組によると、ダコタ・ハウスの門番だったのではないか、といいます。
門番の名前は忘れましたが、ピッグス湾事件に関与していたことで
CIAとも繋がりのある人物だったとのことですね。
なるほど、これは自分にとっても、この事件に関する新しい発見でありました。


アメリカ政府、つまりは実行機関としてのCIAがヒットマンを手配し、
マーク・チャップマンを犯人に仕立て上げるシナリオを作り、実行した。
確かに、ありそうなハナシではありますね。。

ただし、これが本当に本当なら、この番組は放送されることはなかったのでは?とも思います。
本当に本当なら、番組制作者が危険にさらされる可能性だってあるでしょうし、
そんなありそうなハナシにしといて、別の真実を隠しているってことも考えられるような。。。

CIAじゃなければ、、 FBI? NSA? いずれにしてもアメリカ政府?
もしくは、イギリスのMI6?
動機がないか。。。


うーん、わかりませんが、この番組の結論(とは言ってませんが)通りではない気がします。。
かと言って、マーク・チャップマンの単独犯行では決してないと思いますけどね。
彼はやっぱり、ただ利用されただけ、でしょう。


そのマークは今でも収監されたままで、今年も仮釈放の請求をおこしたりしているのですけど、
許可が降りません。

オノ・ヨーコさん側などは、彼が仮釈放されたら家族に危険が及ぶ、と
言ってるらしいですが、それはたぶん違ってて、、
彼が釈放されて危険なのは彼自身ですよね。きっと。
釈放されたところで口封じされてしまう危険のほうが大きいのじゃないでしょうか。

実際、そんなことで仮釈放許可が降りないらしいですね。
その危険がジョンの熱狂的ファンによるものか、政府によるものかはわかりませんが。。