不謹慎な妄想 〜 アベちゃんとジョンウン

キム「もしもーし」

アベ「もしもしキム君？　アベだけど」

キム「アベさん、いつもお世話になってます、ご無沙汰です。最近どうすか？」

アベ「いやあ、キム君も知っての通り大変なんだよ。先週に続き閣僚が辞任しそうでね」

キム「そいつはお疲れ様です」

アベ「さらに他の閣僚の失言も大問題。
　　　一人は大雨の被災地を、一人は受験生を傷つけて、政府への逆風がすごいのよ」

キム「となるとコレは」

アベ「うん、そこでキム君にお願いなんだが」

キム「ミサイルですか」

アベ「やってくれるかね」

キム「いいっすよ。いつにしましょ」

アベ「明日」

キム「明日〜！？　いや、ソレは無理っす。間に合わないっす」

アベ「そこをなんとか頼むよ、ピンチなんだよ。ウィンウィンの仲じゃないか」

キム「なんとかしたいのはヤマヤマなんすけど、こっちも最近は色々うるさいんすよ。
　　　コンプライアンスとか働き方改革とかで党員も無理に働かせられないんすよ」

アベ「ダメ？　やってくれないとジョンウン、キミとボクの友情と未来は・・・」

キム「わーかーりーまーしーたー、やりますよやりますぅ。
　　　やりますけど、朝イチは無理っす無理。夕方にはなんとか」

アベ「うーん、そうか。朝の情報番組には間に合わないか・・・」

キム「すいません。でも他にナニかできたりしないんです？」

アベ「そんなに都合よく台風や地震が来てくれるワケでもないしねえ。
　　　チュート徳井の件は終わったし、かといって通り魔で市民を犠牲には」

キム「火事はどうです」

アベ「火事」

キム「ローマのネロみたいに。火をつけるだけですし即効性ありますよ。人のいないところなら」

アベ「ほうほう」

キム「夜中の火事ってインスタ映えっつうか絵になるじゃないすか。朝のニュースにもうってつけですし。
　　　警報機やスプリンクラーはできるだけ切っておく必要がありますけどアベさんなら手を回せるでしょう」

アベ「キム君、キミ天才！　ソレ！　そのアイディアいただき！」

キム「ミサイルはどうしましょ」

アベ「ソレはソレで頼むよ、夕方のニュースには間に合うね？　打ち上げ費は振り込んでおくから」

キム「領収書は」

アベ「いや結構」