明治維新150周年も年末の雑感

いやあ、あっという間に年の瀬ですね。
「明治維新150周年」なる2018年も、もうすぐ終わりです。やれやれ。

しかしこの年末というのは、どうにも年賀状が片付かないと落ち着かないもので。
今年は例年よりちょっと忙しかったこともあり年賀状は干支のイノシシ使った、
ラフなアイディアで適当に済ましてしまったのですが。

全て書き終えてしまってからあんなアイディアにすれば良かった、
なんて思いましてですね。ま、来年のネタにしときますかね。

とはいえ、年賀状のアイディアとしてはいつもはその年に話題となったネタを
拝借してますので、来年の年賀状にソレが適当かは1年経たないとわからないのですが。


さて、今年の話題と言えば「流行語大賞」「今年の漢字」が決まりましたけども。

「流行語大賞」はなんですか、DAYONE! でしたっけ。
あ、いえ、「そだねー」でした。

日本女子代表カーリングチームの試合中の会話とのことで。
そうですか。

いやー、でもどうですかねコレ。
自分的には圧倒的に、


　「やらなきゃ意味ないよ」


なんですけどね。

やらなきゃ意味ないというのはスポーツでの反則行為のみならず、
不正が続いた企業の不祥事、入試の採点の差別、政府のデータ改ざんと、
今年話題になったインチキ行為を促す上からの圧力とそれに屈する部下の構図を、
よ〜く表してると思うのですが。


で、「今年の漢字」は「災」ですってね。「災」って以前にも選ばれてましたよね。
なんかこの企画もマンネリに陥ってるというか、新鮮味が無くなりましたね。

一般の投票で決めてるそうですが、日本人の発想力なんてそんなに豊富でないので、
企画としてはかなり潮時な感があります。

「災」が選ばれたのは災害が多かったからだそうなんですが、
そりゃ確かに甚大災害は多かったですけど、そんなの毎年ありますしねえ。

自分的には「腐」か「酷」のどちらかなんですけども。

コレはもちろん、特に政治に関連するもので、その国会運営や政府のウソやごまかし、
居直りや開き直りが横行し、それに対し国民やメディアの追求も甘いという、
まさに腐ってるんじゃないかというような、酷い状況があるからなんですけども。


はい、自分的な流行語や漢字なんかどうでもいいワケですが、
年も押し迫ってのホットな話題というと韓国による自衛隊機へのレーザー照射です。

なんですが、なんでこのニュースをこんなに引っ張っているのでしょうかね。

このニュースが報道された瞬間、自分的には、日本がアメリカから武器を爆買いする
軍備増強の正当化だと思ったのですが。

そんで、ソレらしいことがあった？かわかりませんが、そういう状況を利用して、
韓国を悪者に仕立てて日本が攻撃されてる！と国民に印象付けたいのかなと。
まさに、ナチスの手口ってワケです。

んで、日本は証拠があるとかなんとか言ってるようですが、その立ち回りを見てますと、
なんか、

　「おいお前、今オレにガン飛ばしただろ」

と、他校生徒にいいがかりをつける中学生にしか見えないのですが、
こうやってツッパリたがって、日本はこんな幼稚で大丈夫なのでしょうか。

この問題って、日本がレーダー照射されたかのような事案があったとして、
そうした日本の疑問に対して韓国が、

　「ああアレこういうことなんで、勘違いされたなら申し訳ないっす」

ってことで終わることなんじゃないでしょうか。
なんでわざわざ対立を煽らなきゃいけないのか、全くわかりません。

いや、ホントはわかってました。
アメリカさんから押しつけられる武器の大量購入の大義として、
日本が外国に攻撃されているとのアリバイ作りが必要だったのです。
そして、国内向けに近隣の外国向けに勇ましいところを見せたいのです。

どうせそんなところでしょ。
まあ、こんな手口に易々と乗っかるのがまた日本国民なワケですが。

こんな事案で大騒ぎしてるおかけで、説明責任のあるべき片山さつきセンセーの件とか、
森友疑獄・加計疑獄の件とかすっかり埋没しちゃってますが。


防衛関係で言うと沖縄の辺野古で政府による強引な基地建設が続けられておりまして。

コレに対し、タレントのローラが基地建設に反対する署名の呼びかけを
SNSで行ったことが話題になりました。

こういうとすぐ、タレントは政治的な発言をするな、と言ったりするのですが。
コレが日本の不思議なところで、なんでタレントが政治的な発言をしちゃいけないのでしょうか。

本当はそうでなく、

　「現政権に反対する発言をするな」

って意味ですよね。
要は、政権批判言論の封じ込めですよ。

だって、アベちゃんを褒めても許されてるタレントはたくさんいるじゃないですか。

日本人はよく、他人と政治と宗教のハナシはするな、って言われてきてますでしょ。
もうね、ソレが良くない。

政治や宗教のハナシをするのはダサい行為と思わされていて、
政治に声をあげないよう、飼い慣らされちゃってるのです。

確かに日本の企業なんかは政府の政策に乗っかって商売してるところも多いので、
タレントに限らず一般的に政権の批判はしづらいと思います。

しかしねえ、だからってデータねつ造もウソも平気で説明責任もそっちのけ、
疑惑が向けられると居直り開き直り知らんぷり、こんな政治を横行させといて良いのですか。

そうしてそうした風潮は社会全体に蔓延していくのです。
データねつ造・資料隠ぺいを繰り返しても責任を取らない役人や政治家のみならず、
不正を繰り返す企業、日常生活の大人や子供にも、スポーツや教育の現場にも。

ソレもコレも、今の大人がこんな腐臭のする酷い政権を実質的に容認しているからです。
もちろん、権力を監視すべきメディアの責任も大きいですが、一般国民の態度がぬるいのです。

こんな「腐」「酷」政治家や役人に舐められたまんまで、いいのでしょうか。
大人達は良くても将来、子供達にツケを廻すことになるのですよ。