即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

世の中全部つながっている

2008年03月18日 01時25分35秒 | 雑感
気仙沼湾で牡蠣や帆立の養殖をされている畠山重篤さんの話、書きました。

美味しい牡蠣を食べるためには、森を守らないといけない。

《牡蠣の森を慕う会》
《森は海の恋人運動》

「牡蠣の森を慕う会」代表の畠山重篤さんを訪問というサイトから少し引用。
-------------------------------------
温かく穏やかなお人柄から発せられる言葉は、豊富な知識と深い見識を土台とした、多岐に渡るものでした。
「森は海の恋人運動」から始まったお話は、地球温暖化を止める具体的な方法、複雑な化学、牡蠣のあれこれ、政治経済、詩歌、教育、文化論・・・と
カテゴリー分けするのがナンセンスに感じてしまうような、新鮮なお話ばかりでした。

よく経営や人材育成の話の中で、「スペシャリストを育てるか?ゼネラリストを育てるか?」といった話題が出ますが、
畠山さんとお話していると、「スペシャリストを極めれば、高いレベルのゼネラリストになる」ことが、理解できます。
簡単に表現すれば、「一つの事を突き詰めていくと、結局それに派生した様々なものを吸収して、総合的な人間になる」ということです。
記憶が定かではありませんが、イチロー選手や、青色発光ダイオードの発明で有名な中村修二さんも、同様の事を話していたはずです。

畠山さんが一番強調されていたのは、「森・川・海と分けて考えないこと」というお話です。
森が生き返れば、川が生き返る。川が生き返れば、海が生き返るのです。
「フラワーデイズがなぜこんな団体に寄付するんだ?」といった疑問をお持ちの方も、これで理解できると思います。
「それぞれの住宅に、木1本植えたら・・・」「コンクリートで固めずに、植物を植えたら・・・」
このちょっとした事が、何かにつながっているのです。
-------------------------------------

美味しい牡蠣はどうしたらできるのか。
牡蠣をつきつめていくと、プランクトンとか、海だけの話ではない。
川も森も、地球も、僕らの生活も、
政治も経済も、すべてつながってくる。

自然、地球、という生態系と、人間が織り成す生活、社会、科学、文明、というものも、リンクしている。

前に書いたけど

羽生が将棋と言うものをつきつめていくと、
スポーツもビジネスも哲学もすべてつながってくる。

似てます。

ひとつのことをとことん突き詰めていけば、どんどん世界は広がって、森羅万象すべてのものとのいろんなつながりが見えてくる。

「スペシャリストを極めれば、高いレベルのゼネラリストになる。」

いい言葉ですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする