NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

学習指導も子育ての1つです

2011年04月21日 22時47分19秒 | 指導方法
小学生の指導をしていると特に感じるのですが
子どもたちは子どもたちなりに
「こうやって解いてみようかなぁ~」
と、チャレンジする瞬間があります。

どんなに自信のないお子様でも
じっくりと待っていれば必ず手が動き出します。

それを待てるかどうか。
ここが指導の際の大きなポイントだと思います。

やり方や理屈を指導時間中ず~~~っと
話してしまう講師がいますが
子どもたちの伸びる芽を完全に摘んでしまっています。

その芽と一緒に自信もやる気も摘んでしまうことが
ありますので本当に要注意です。
懇切丁寧な指導が必ずしも力が付く指導ではないということです。


だからと言って放置してはいけません。
僕はいつも保護者の方にご説明するときは
赤ちゃんがつかまり立ちをするときに似ている
と喩えを出します。

ある程度ケガすることを覚悟して
一歩離れた遠くから見ていてあげる
そんな感覚です。

どうしても危険なときには手を出しますが
むやみに手を出していては、いつまでたっても
歩けるようになりませんよね。

かと言って目を離すわけにも行きません。
大けがをしてはたいへんです。


放任も過保護も子どもをダメにする
と、よく言われますがまさにそうです。
勉強も生活もまったく同じ。
子育ての1つだと捉えて指導しています。