むらいむらいとです。 

「らいむらいと」「CARO」所属 お嬢の 日々反省日記。

3月5日 渋谷 ラ・ママ

2024年06月02日 21時38分25秒 | 舞台日記

2024年3月5日「らいむらいと 20周年記念リサイタル」の舞台日記書きます。この日の事 いまも色々と思うところあるのだが。とにかく・・無事に終了してよかった。
昨年のお盆の時期に あたしコロナ感染し、予定していた9月5日のリサイタルを延期という事態にさせてしまった。2023年9月5日という日は らいむらいとが人前で初めて演奏してから丁度20年目という記念すべき日、大いなる拘りを持って定めたイベントであったのに!それをあたしは易々と「中止」にさせてしまったのだ。それから半年間「もう次、延期はないからな」と自分に言い聞かせ、それでも「3月、絶対に成功させる」といった確たる自信は持てず、日々どきどきしながらびくびくしながら生活送るようになった。と同時に 今まで以上に体調の事気に掛けるようにもなりました。40キロ台まで落ちていた体重も、何とか50キロ台まで持ち上げた。3月5日、無事にやり切る事で あたしはようやく成仏できるのだ。正しくそんな思いだった。

そうして迎えた当日。荷物が多いので久し振りに車を出して渋谷へと向かい、La.mamaに荷物を下ろした後 10年前よく利用したパーキングまで車を駐めにゆくのを伊藤くんが同乗してくれた。この日を迎えるにあたり相当ぴりぴりした心情の自分であったが、車中の僅かな時間での伊藤くんとの会話が、あたしを一気に安堵するような気持ちにさせてくれた。彼は、昨年夏の終わりにコロナ感染した事伝えると「延期に決まってんだろ!とにかく治さないと。完治してから20周年やろう!」と真っ先にあたしに「気にするな」といった連絡をくれた。そういうやつなのだ。


本番直前、お店裏口で記念撮影をした。結成してから10年間 何度も何度も此処で待機した3人、その後の10年間は また別の3人が此処で何度も何度も待機したわけだが。この日 この4人が此処で一緒に待機したのが何とも感慨深い気持ちだった。





<一部>
1. えれじい
2. ひとつだけ
3. 愛の亡霊
4. 愛の花園
5. なにもない
6. 自己嫌悪
7. 白い夜
8. 泥濘
9. この世の果て

普段なら本番直前「自分達が納得ゆく演奏やれればええから。(ブッキング形式の場で)自分達に興味ない人の話し声がフロアの後ろでうるさくっても気にするな。お客さんに振り回されるな。」とあたしはメンバーに言い放ち舞台に上がっていた。しかしこの日、本番 明らかにお客さんの為に演奏している自分がいました。イベントを延期させてしまった後ろめたさや ご迷惑をお掛けしてしまったお客さん関係者に申し訳ない気持ちで一杯だったのは当然の事だが、とにかくバンド20周年イベント ここまで多くの方々に駆けつけていただけたのが本当に嬉しかったのだと思います。ひとつだけ 演奏中に、全ての音が途切れる(ミュートされる)一瞬があった。あたしは「この曲を好きでいてくれる方の為に、もう1回!」正にそういった気持ちで また初めから演奏し直しました。











<二部>
1. 八月の濡れた街
2. 桜吹雪
3. どうしようもなくブルース
4. 都会
5. 黒い涙
6. 夜明けのうた
7. 散り際
8. 不眠症の羊
9. 青春の日々
10. 希望の花
11. 唇かみしめて
12. 赤い青春

二部、八月の濡れた街〜夜明けのうた まで伊藤くんが参加してくれた。やはり彼のギターは彼にしか出し得ない魅力があるのだ と改めて思ったし、安心感と非常によき緊張感を舞台で味わう事となった。10年振りに一緒に演奏できて本当によかった。そうだ。この日 ふと伊藤くん「今日はしゃちょうって呼ばないんだね」とあたしに言ったのだが。実は らいむらいとを共にした10年、彼はあたしをお嬢とは呼ばず いつでも「村井さん」だった。こうして再び同じ舞台に立ち 自分も「伊藤くん」と呼ぶ事で、ようやく対等な関係でいられるような気がした。15周年の時は まだ彼も舞台に立てる状況でなかったらしく出演を断られたのだが、今回は彼の方から「弾きたい」と言ってくれた。今回の20周年で、今まで以上に伊藤くんとの絆みたいなのを自分は感じる事となったのです。嬉しかった。


9月初めの暑い時期だから、記念グッズはこれやろなぁと思って発注したタオル。まだまだ寒い3月に沢山ご購入いただきどうもありがとうございます。


とても素敵なお花、お客さま一同 関係者の皆さまからいただきました。お祝いの素敵な贈り物も、この日 大勢の皆さまからいただきました。本当にどうもありがとうございます。

レコーディング〜PAエンジニアでお世話になった西尾さん。撮影、物販を引き受けてくれたスタッフの皆さん、それから結成以来お世話になりっぱなしのLa.mama。延期公演を快く承諾して下さり 本当にありがとうございました。そして集まって下すったお客さま 関係者の皆さま、この日舞台でも言いましたが 本当に皆に支えられて我々これまでやってこれたのだと痛感しています。感謝の気持ち 言い尽くせません。本当にありがとうございます。
そして。記念すべき日なのに「撮影NG」で窮屈な思いをさせてしまった皆さん いらっしゃいましたら誠に申し訳ございませんでした。それから。この日 予想以上の多くの方々にお越しいただき 入場に時間が掛かり、20分近く開演時間が押してしまいました。それに伴い終演の時間も遅くなり、帰宅時間がシビアな遠方からのお客さまをハラハラした気持ちにさせてしまいました。重ね重ね 誠に申し訳ございませんでした。この場を借りて深くお詫び申し上げます。

コメント
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