むらいむらいとです。 

「らいむらいと」「CARO」所属 お嬢の 日々反省日記。

3月15日 渋谷 七面鳥、3月21日 横浜 マギースタジオ、3月23日 渋谷 ラ・ママ

2020年05月09日 10時29分44秒 | 舞台日記

3月半ば、この頃になるとライブハウスにおけるイベント 出演キャンセルされる方も多くなってきた。
イベント自体 中止、延期も ぽつぽつと表れてきた。
しかしあたくし個人としては、イベント開催される限り。今までと方針変わらず、出演断る事はなしでいこう。と頑に思っていました。


◎15日 七面鳥
昨年秋に 初めてバンドで出演させてもらった渋谷のアコースティック・バー。
その清潔感漂う白を基調とした店内で、再び演奏できるのがとても嬉しかった。
今回は弾き語りでの参加。過去 色んな形で共演させてもらった大野英樹さんも一緒という事で、更にあたしはこの日を楽しみにしていた。


1. ひとつだけ
2. 堕落を憐れむ唄
3. 白い夜
4. カレーライス
5. 一本道
6. 唇かみしめて
7. 希望の花

かつて70年代中頃 エンケンさんが 道玄坂で「ワルツ」というカレー屋さんを営んでいた事があったそうで。道玄坂のどの辺りにあったんだろう。ひょっとすると 七面鳥のあるこの辺りだったのかもなぁ。。と思いを馳せ、この日 カレーライス を唄った。
それから。自分が音楽をやるようになって その節目節目で勇気づけられてきた友部正人さんの 一本道 をこの日唄った。世の中このような状況で、自分も含め 皆不安を抱えながら暮らす毎日。音楽という空間の中で、もう一度自分を奮い立たせたくなったのかもしれません。
自分が 一本道 という曲を知るきっかけとなった長渕剛(80年代初めに出版された 自身のエッセイ集「俺らの旅はハイウェイ」で、この曲に強く影響されたと言っていた)
その剛のデビュー当時の数曲を「お嬢を喜ばせようと思って」と、この日 音響担当の曽我さんが転換中BGMにしてくれたのもなんだか泣けました。終演後、友部正人のアルバム「にんじん」も流して下さいました。 泣けた。
ご一緒させていただいた大野英樹さん、今泉沙友里さんの舞台。拝見して またお二方もご自身を奮い立たせるうたを唄ってらっしゃるような印象受け、とても心に響いた。
この日、参加できてよかったです。お会いした皆さん どうもありがとう。


◎21日 ミューズとブランチ
マギー☆フランソワ・プロデュースによる 毎月第3土曜日 お昼恒例のミューズとブランチ。第106回目を迎える2020年3月21日、我々にとって久し振りのこのイベントへの出演。
だったのですが。やはり 世の中この状況では開催は少し厳しいかも。やむなく今回はイベント中止にしましょうか。と、マギーさんご本人と一時はそういうやりとりしていたのです。しかしある日「ひらめいちゃった!」と あばれはっちゃくの如く連絡あり。その内容というのが マギー氏ご自宅にあるプライベートスタジオにて この日無観客配信ライブにしちゃいましょう。というものだった。
転んでもただでは起きぬ。そうしたマギーさんの心意気に、こちらも二つ返事で「是非。やりましょう!」と言えました。

ちょっとした旅行気分で、我々横浜のマギースタジオまで足を運び。
何せ配信ライブ 今回初めての試みだったので、出演者の皆さんスタッフの皆さんと「ああでもないこうでもない」と知恵出し合いながらセッティングを進めたのが、何となく学園祭の催し物の準備に取りかかっているような気分になり 楽しかった。

我々は この日カメラに向かい、
1. 挽歌
2. 愛の花園
3. 白い夜
4. 唇かみしめて
5. 希望の花
を演奏しました。


終演後、撮り終えた動画を皆で観ながらピザをつつき・・また学園祭での打ち上げのような雰囲気で、心和みました。楽しかった。

2011年5月にオーガナイズし始めてから9年間、1度も休む事なく続いてきたこのイベント。これまで もう幾度となく我々もお世話になってきた。今回世の中の状況をみて 初めて無観客動画配信という形を取り入れ。そこに参加できた事、とても嬉しく思っています。
マギーさんはじめ、ご一緒させていただいたDaISUKE DARK SIDEさん、Naoさん、HIROKIさん、ハタイクさん、それからミューブラスタッフの皆さんと とても素敵な時間を共有できました。
そして、御視聴いただきました皆さん どうもありがとう。


◎23日 La.mama
横浜での動画配信の帰り際、エンジニアスタッフとして来られていた山影さんから「お嬢、23日空いてる?」と声をかけられ。「日中予定入ってますが、夜は身体空いてますよ」と返事しますと。「じゃあ ギター持って適当な時間にラ・ママ来て」との事。
それで、当日19時半を回った頃だろうか。ギター担いでぷらぷらとラ・ママに入ると。
舞台上に弾き語りできるようなセッティングがされており。そこに集った皆が、順番に数曲づつ演奏する。という場ができあがっていた。


あたしは 先日の七面鳥に続き、剛が影響を受けた曲 斉藤哲夫の されど私の人生 を徐に唄った。
この曲も 一本道 と同じく、自分の音楽人生の節々でとても勇気づけられた曲です。

あとは、皆さんと一緒にセッションするのをひたすらに楽しんだ。
お酒いただきながら、過去にラ・ママで何度もご一緒させていただいた 滝さん、長谷川さん、武田さん、竜二さん、直行くんと「これ一緒にできる?」と入れ替わり立ち替わり。楽しかった。


3月23日。この日辺りは、まだ「ライブハウスの灯を消さないでいよう」といった気持ちが皆の中に大きくあったように思います。
勿論 入り口やトイレには消毒スプレーが置かれ、ラ・ママにおいては強力な殺菌マシンも常備されていて。「お客様同士の間隔をなるべくお離し下さい」と随時アナウンスもして。
その後、事態は大きくなってゆき お店は完全に営業停止となってしまうのですが。
イベント中止でぽっかり穴の空いた1日を何とかしてあげたい という思いでこの日集った皆さん。
あたしは。この時点で山影さんに声をかけていただき ラ・ママに駆けつける事ができたのは、いまも嬉しく思っている。

コメント
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