ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

刀削面@山西刀削面(北京)

2011年10月18日 17時57分31秒 | 北陸ラーメン大学
薬学部1年生が研修している語言大学は,北京の北西部に位置する.
周辺には語言大学のほかに,地質大学,科学技術大学,清華大学,北京大学などが隣接している学生街.
大学が集中しているので,この周辺の大通りの名前も学院路と呼ばれている.



地質大学北門(↓).
この構内に我々の宿舎があり,大変お世話になりました.


科学技術大学(↓).
とても広くてきれい.
近代的なキャンパス.


北京大学東門(↓).
北京大学は日本で言えば東大.
一般人はキャンパスには入れないみたい.
守衛の兵隊さんが,厳重にチェックしている.


北大(北京で北大と言えば,北京大学のことデス.北陸大や北海道大のことではありません.)には中国の頭脳が集まっている.
ここで,中国の最先端の科学技術などの研究が行なわれている.
機密が漏れないように,がっちりガードしている(?)

これだけ大学が多いと,周辺には学生向けのリーズナブルな店も多い.
そのうちのひとつである「山西刀削面」で,本場の「刀削面」を食べてみた.



面(麺)と一緒にあっさりした黄瓜(キュウリ)も食べた.
「拍黄瓜」という名前の料理で,「拍」とは「たたく」という意味.
生の黄瓜(キュウリ)をたたいた中国風サラダ.



醤油,ニンニク,生姜などの香味野菜の風味がふんだん.
日本の一夜漬けのようなあっさりした味.
なかなか美味しい.
たたいて味をしみこませているので,黄瓜(キュウリ)の見た目はボロボロなのが残念.
見た目よりも,味を優先.

黄瓜(キュウリ)をつついていると,メインの「刀削面」が登場.
富山ブラックに負けない濃い醤油色.
かなり深い黒色.



でも,それほど塩辛くない.
脂分が低いので,むしろあっさりしたスープ.
動物系の深みに,青菜と八角の風味が加わった味.
青菜は,中国料理に頻繁に使われている.
最初はムッとするが,2~3日たてば,すぐに慣れてくる.
そして,パンチの効いた香りが,たまらなく好きになってくる.
日本じゃ,この味,経験できないのが不思議.

面(麺)はキシ麺みたく,幅が広い.

もともと山西省は粉食の土地.
こねた小麦粉の塊を刃物で削ってスープに入れたのが「刀削面(タオシャオミエン)」.
両手で引き伸ばした「拉面(ラーミエン)」.
それを更に引き伸ばして細くした「龍須面(ロンシウミエン)」.
そして,一見するとイタリアのシェルマカロニと似ている「猫耳朶(マオアルトゥ)」などの面(麺)がある.


その刀削面は,ツルツルしていて,滑るように口に入る.
しなやかで,日本の餃子の皮を茹でたような軽い食感.



煮込まれた肉がとろけるような柔らかさで,とても美味.

玉子はタレの味が浸みこんでいるが,黄身は固く固まっている.
トロトロの半熟味玉は,こちらの町の一般的な食堂では期待できないかも?
半熟玉子は,日本独特の調理法?

この「刀削面」が8元(104円:1元=13円),拍黄瓜が6元(78円).
さすが学生街の食堂だけあって,安くて美味しかったデス.

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