ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

神は乗り越えられる試練しか与えない

2011年10月22日 01時21分37秒 | Weblog
10月19日(水)の読売新聞にギタリストの村治佳織さんの記事が載っていた.

高校生時代の村治佳織さんは,授業が終わるとすぐに帰宅.
取材もこなしながら,ギターの練習に明け暮れる日々.
「もう少し音楽活動に時間を割けるところに転校しようか?」と真剣に悩んでいた.

そんな彼女をひきとめてくれたのが,牧師でもある当時の校長先生.
穏やかな人柄で,その先生の周りにはいつも静かな時間が流れていた.
「神は乗り越えられる試練しか与えないのです.」
聖書の一説を引用しながら,目の前の困難を乗り越える大切さを説いた.
優しい口調で諭され,この学校を卒業しようという気持ちが固まった.

6年前,右手の神経が麻痺してギターが弾けなくなった.
3ケ月間,演奏活動を休止.
その時,支えになったのは校長先生から教わった「神は乗り越えられる試練しか与えない」という言葉.
我慢して時が流れるのを待つ姿勢を貫けたのは,この言葉のおかげです.
(読売新聞,2011年10月19日より抜粋)


この記事を読んで,プロの演奏家でもケガなどで苦労を重ねていることを知り,ちょっとホッとした.
実は,8月末に左肩・腕の痛みが再発して,それ以来チェロが弾けない状態.
トホホ,また,やっちまったよぉ~,という状態.
日常生活においては何の支障もない.
でも,チェロを弾くのは無理.

整形外科にも通った.
でも,湿布と痛み止めの対処療法では,根本的な回復に限界がある.
ゆっくりと時間をかけて,痛みがひくまで待つしかない.

チェロの練習もできずに,あ~ぁ,とふてくされ気味だった時に,この記事を目にした.

プロのギタリストも故障を経験し,それを克服している.
そう言えば,チェロの細川文先生も左腕を痛めたことある,と言っていたし・・・.

この左肩・腕の痛みも神が与えた試練?
だとすれば,きっと乗り越えることができる.