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The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2013 ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ ガリアード

2014-12-17 23:33:09 | ワイン
年末のご挨拶、顔見世興行で『アルフォルノ』さんにお邪魔をしました!

その日は定番の『砂肝のコンフィ』や『盛岡産葉野菜とウンゲレーゼサラミのインサラータ』を食べ、



続いて『山形村プレミアム短角牛トリッパのソテー』や
『小樽産日本一のシャコのハーブロースト』などの珍味もゴチ!



それに合わせたワインが表題のヴェルディッキオだったのです♪



このワイン、僅かに黄色みを見せますが、色淡く、照り強し!

香りはこのワインの真骨頂、黄桃に柑橘を帯び、白い花を重ねます。
ミネラル感を意識させ、あまやかな濃度を感じさせる桃缶的な戻り香・・・

味わいは色合いに反して、シッカリ目!
僅かに甘く、噛んでも旨いとくる♪

イタリアの白、裾野が広くて、いつもオドロキです。
もちろん、料理にも相性良し!

安定感ありまする♪
ではでは・・・

2013 ラ・フィロソフィア アズッカ・エ・アズッコ ワイン・プロジェクト

2014-12-15 13:37:30 | ワイン
今回から一般酒販店さんにも回るようになった、愛知県豊田市にあるニッポンワインの造り手です。
『ラ・フィロソフィア』とは、なんともインテリジェンス溢れる名づけですが、
エテイケットも実に品良く機知に富んでいる。



まあぜひとも、一度でいいから醸造所にお伺いしたいところだが、
醸造所内の案内は不可とうたっているので、難しいかもしれないですな・・・

で、到着して数日しか経っていないのに、開けてしまったこのバカヤロー!
なのですが、良いワインは早く知るに越したことはない、と言い訳なぞほざきつつ、
飲んだ印象を書き留めますと、ワンダフォー!の一言♪

実はこの『フィロソフィア』の品種は、メルロー100%とのことらしいのですが、
ニッポンメルロのベスト5本に入れてもイイと断言しちゃいます!
それだけ見事なメルロなんだわさ~~スバラシイ!

色づきよく、ビオレットの輝きを見せ、グラスに注がれてすぐにスミレのトップを楽しめます!
ミネラル豊富に、カシスとブラックカラントのアロマ満載ときた!
ヴァニラのアクセントにカカオの戻り香が追随する・・・

味わいは芯あるも、総体的には外向性を見せ、ゴージャスな熟した果実を味わえるわけ・・・

待ってみよう次の一本、待てるメルロって好き♪
また楽しみなニッポンワインの登場だ!
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2013 モルゴン サンスフル ラピエール

2014-12-14 10:58:34 | ワイン
昨晩は職場の忘年会で、『Mラマツリ』さんにお邪魔をして、
さてナニを飲もうか?となったわけだけど、早速ワインリストを眺めてみると、
『マルセル・ラピエール』がオンリストされていて、即答でそのワインを開けてもらった。



というのも、FBやブログなどで、13年ものの『ラピエール』は美味しいよ!
との書き込みを目にしていたし、久しくここの『モルゴン』も飲む機会もなかったので、
じゃあ折角だから開けてみよう!となったわけ♪

で、『ムRマツリ』さんでの料理の流れはこの通り↓





説明するまでもなく、マルセルは2010年に他界し、その息子のマチューが継承したとのことだが、代替わりしても、やはり『ラピエール』は素晴らしい!

香りはもちろんのこと、何といっても真骨頂は果実のピュアさ、エレガントさであって、
一口飲み込むと、何の引っかかりもなく、喉の奥底へスッと消えてゆく。

スムースで、ウェルバランスの熟した果実は豊かで、あくまでもシンメトリーな美しさを見せてくれる!

飲んでみて思うのは、ピノだの、ガメイだの、品種がどうよ?ではなくて、
ともかく美味しいということだ・・・

このワイン、追い求めるべきでしょう!

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1997 ポマール・ソウシーユ ドメーヌ・ミュシイ

2014-12-13 17:33:42 | ワイン
ここのドメーヌのポマールを、本当に久しぶりに開けた。

その昔、確かプルミエで『エプノー』かと思ったが、良く飲んだのを覚えている。
しかもヴィンテージは90年で、今考えてみれば、およそ考えられないほどの安値で購入したと思う。

で今回のもプルミエだが、『ソウシーユ』とのこと、さてどう来るのか?
このワインは自宅セラーにあったものではなく、
ここ最近T商店経由で入ってきたものを、数ヶ月休ませて、今登場というわけだ!



ヴィンテージは1997年で、すでに17年の熟成期間が経過しているけれども、
この『ミュシイ』は、それが出来るドメーヌであることを、まず知っていなければならない。

つまり、数少ないドメーヌでのエイジングが可能な造り手ということだ!

2000年にはアンドレ・ミュシイが大往生して、
今は10代目の娘婿ミッシェル・ムガールが継承しているとのこと。

すなわち3世紀にわたって、家族経営が続いていて、
それだけのエイジング対応施設も充実していることは容易に想像できるわけだ。

飲み頃バックヴィンテージをそこそこの価格で買える恩恵は、
こんな老舗ドメーヌが仕掛けてくれるのだから、飲み手は感謝してもしきれないということだ!

で、飲んでみて、まあ本格的な熟成ポマールのライジングボールのようなワインで、
濃密で、野手あふれる土っぽさがあって、エキスと、支える酸味が豪華絢爛たる旨み果実を構成しているわけだ!

その日は『ポトフー、我が家風』『ササゲ豆の煮込みにパルメジャーノ』『胡桃パン』などといただいたが、実に見事な相性をみせてくれた。



ブラインドに使えないほど、ポマールしているポマールって、好きです♪

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1993 ロンケット バルバカルロ リーノ・マーガ

2014-12-12 13:36:02 | ワイン
『ドゥエ・マーニ』さん行脚の続きです。

ゴロッと大きくカットされた、鯖を食べきって、それをロッソで流し込み、
さて最後にパスタで〆ようか?と思っていたら、絶妙のタイミングで、
『パッパルデッレ、梅山豚とカーボロネロのトマトソース』なるものが登場した。

それに合わせたワインが表題のワインだったわけだ!



もう説明するまでもなく、リーノ・マーガの濃密ワイン!
地区はロンヴァルディア州で、もう生産を止めたというロンケット地区のもの♪

どうもここの気難しい生産者は、1993年ものを気に入らなかったらしく、
醸造所にゴッソリト残していたのだが、そこへかのオータ社長が乗り込んで、口説き落として、
発売の日の目を見ることになったという、曰くつきのワインだ!

気に入らない???
どこが・・・???

飲んでみて、むしろこの位のミディアム感がワタクシは好きだ!
エレガントで、優しさがある♪

クロアティーナ55%、ウーヴアラーラ20%、ウゲッタ20%、バルベーラ5%のセパージュ。
基本味わいは、その昔ココのバルバカルロを説明した通り!
それを僅かにミネラリーにタイトにしめたニュアンスだと思えばいい・・・

美味しいですよ、ホントーに(笑)
もちろん、パスタとも驚くべき相性を見せてくれた。

こんなワインがお蔵入りになっちゃあ、浮かばれない!
ソウ思いませんかね、皆さん!


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