The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

ビル・エヴァンスあれこれ・・・

2011-08-27 05:02:31 | ミュージック
昨晩は久しぶりに、菜園のジャズ・スポット『S』にお邪魔をいたしました!

入るなりキース・ジャレットのソロ・アルバム『フェイシング ユー』が聞こえてきたのですが、
これが以前の音とはぜんぜん違う、数倍良くなっておりました!

『アレ、良くなりましたね』とワタクシが聞きますと、
『おそらく、落ち着いてきたんでしょう』と店主氏!
『そうですか、どこかを換えたのではないわけだ・・・』と聞き返しますと、
『そのうちに、自分のアンプが修理から戻って来る筈ですが、未だですよ』という事らしい・・・

で、『モヒート』を飲みながら、しばし名器パラゴンの音に耳を傾けます。

店主氏が次の『ジントニック』を運んできた時に更に聞いたのは、
『やはり、ピアノが好きですか?』
すると『ありきたりですが、やっぱりビル・エヴァンスですね・・・』と店主氏。

これは、ジャズを聴く者にとっては、確かに陳腐な結論かもしれないが、
ビル・エヴァンスは他のピアノ奏者と比べて何かが違う・・・

ワタクシもソウ思います!

最近になって、ビル・エヴァンスの様々な場所でのライヴを聞き漁っております!
『シェリーズマン・ホール』『67’ヴィレッジ・ヴァンガード』『タウン・ホール』などなど

それでも、最後に故郷のように帰着する場所は、
あの1961年のヴィレッジ・ヴァンガードなんですね・・・

そうこうする内に店主氏、『ワルツ・フォー・デビー』をかけてくれました。

パラゴンで聞く『マイ・フーリッシュ・ハート』は格別で、
やはりソコに戻るんだ・・・そう思わずにはいられないでしょう・・・

2005 ブルゴーニュ・ルージュ メゾン・ルロワ

2011-08-26 05:36:01 | ワイン
一日休みの木曜日、朝はユックリと食事をしながらMBL三昧でして、
アスレチックス優勢はイイけれど、松井に一頃の覇気が無いのはチョット心配!

何と言ってもワタクシ・・・
海外に行ってもジャイアンツOBを応援する『巨人、大鵬、たまご焼き』世代なんですね!

さて、庭を眺めれば、先週まで猛威を見せていた『スズメバチ』も鳴りを潜め、
ハタシテ巣の中はどうなっているのでしょうか?

いずれ当方だけでは、どうにもなりませんので、Fさんからの連絡待ちでして、
その日までは、長く伸びた雑草取りもままならずというところ・・・

で、MBLが終わった後は、普段出来ない雑務をこなしに、
車で出かけました!

そして夜は早めに大沢河原の『Yまや』で三色の蕎麦を食べ、
それから家に帰ってジャズを聴き、ひと段落で例のTVドラマに見入ったわけ・・・

で、このタイミングで開けたワインが、ナンと稀代のヴィンテージの2005年物!
しかも造り手はブルピノの規範となるべき『メゾン・ルロワ』だったんですね・・・

素晴しいワインであったことは説明するまでもありません!
まずはこの色合いを見てください・・・

そしてこの香り・・・
およそ、そのアペラシオンとはにわかに信じられない代物だったんですね!

さて、その中身はどの造り手のものなのでしょうか?

1989年に『ベルナール・デュガーピィ』が元詰めをはじめるまでは、
確かに『メゾン・ルロワ』のヴィラージュ以下は『デュガーピィ』とのこと・・・

82’も86’もT商店経由で沢山飲ませていただきました!

もちろんアノ頃に比べれば、今の『デュガーピィ』は一段と進化しまして、
5つ☆のスター・ドメーヌになって、しかも『ブルゴーニュ・キュベ・アリナール』があります!

てことは『デュガーピィ』ではないわけです!

したがって、あたかも『神経衰弱』でもするように、造り手探しをする日々が続きます!

普段の行脚に戻ります!

2011-08-25 09:30:07 | ライフ
一人帰り、二人帰り、でとうとう『ぶら下りドモ』は全て持ち場に帰り、
当方は普段の二人生活に戻っております!

朝はシッカリと和食を頂き、昼はお弁当↓のエコ生活。


そして夜は『盛岡夜の街、応援隊』(ソウ思っているのは自分だけか?)に変身なんですね・・・
コレこの通り↓





おりしも、盛岡は地方選挙に突入し、夜の街の人影もマバラです。

人材豊富で、誰を選ぶか迷うのなら良いけれど、その逆なら困りますよね!

多すぎる議員定数やら、過度の報酬やらに選挙前は誰もが言及するけれど、
給料袋を手にすれば、コレを減らせというヒトは何所にもいなくなってしまうのが現状です。

今回のこの震災があって、元々の逼迫した予算があって、
どこを削って、どこを充実させるのか?

口だけではなく、本当に行動してくれるヒトは誰なのか?
で、そうゆうヒトはいるのか?いないのか?

甚だギモンであります!

ワタクシの仕事場を選挙カーが通りまして、
出し抜けに『Y田センセイ、ヨロシクお願いいたします!』と叫びますが、
『私益ではなくて、県益で・・・頼むよ!』と言いたくなるのはコッチの方・・・

普段に戻ったのは良いけれど、
熱くて、厄介な季節に突入いたしました!

1989 シャトー・ド・フューザル ペサック・レオニャン ボルドー

2011-08-24 22:07:13 | ワイン
とうとう89’息子が東京へ帰りました!
これで完全に元の生活の戻ったわけです・・・

居なくなってみますと、嬉しいのやら、物足りないのやらって感じでしょうか・・・

帰る前の日、自分のヴィンテージのワインを飲んでみるか?ってことになりまして、
普段の日常のブルゴーニュ、記念日のボルドーの法則に則ってですが・・・
まあとくべつ、記念日でもないのですが、89年物の『シャトー・ド・フューザル』を開けました!

このシャトーは、ココだけの話ですが、赤より白が美味しかったという記憶がありまして、
逆にワイン初心者のワカモノにはこの辺がイイのでしょうと、
タカをくくって開けたのですが、コレがどうして、ナカナカの出来映えなんですね!
すなわちこのシャトー、赤も結構イイってことだ・・・

何と言っても、ペサック・レオニャンの男気のある香気が素敵でして、
それはハバナシガーのニュアンスであったり、焙煎珈琲の香りであったりなんですね・・・

味わいは、枯葉が舞い落ちる前に飲め!って感じ?
正しく飲み口はダンダン良くなる正気に帰るってわけですが、
最後の最後に残念ながらフルーツのグリップが足りません!

ですから、説明するまでも無く、
『オー・ブリオン』やら『ラミッション・・・』などとは、
比較する事はできないと言う事です!

それにしても、家でユックリとした時間を埋めてくれるワインとしては最高の代物♪
同じヴィンテージの『シャトー・ド・フューザル』の白も飲みたかったのは、
どうやらワタクシだけではなかったようです!

2008 ブルゴーニュ・ルージュ ドメーヌ・セラファン

2011-08-23 13:20:12 | ワイン
ブルゴーニュの造り手の中で、『ヴァン・ド・ガルド』といえば思い当たるドメーヌが、
幾つか有りますが、『セラファン』はその筆頭と言っても言い過ぎではないでしょう。

さすがにこのレジオナルでは除梗を100%で行い、
新樽もヴィラージュ以上と比べれば少な目の比率になるようでして、
リリース直後に飲めるものを意識しているようです。

そうはいっても、そのコンセントレーションと骨格たるや、
並の造り手のヴィラージュの上を行き、もしレジオナル・クラスで押えて置くのなら、
この『セラファン』をまずはお勧めいたします!

今回開けてみました08’物も見事な出来映え♪

正統なブルピノのティピシテを須らく踏襲し、
凝縮感の中にも品格を保ちつつ、
将来の華麗なメタモルフォーゼを担保するものなんですね・・・

こんなブルピノ見たこと無い!
もし一つ挙げろと言われれば、『デュガーピィ』くらいでしょうか?

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06’ですが、ここは比較的御手ごろ値!