The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

シャルドネ1999年、旧大陸と新大陸

2014-04-27 22:25:17 | ワイン
また先日の『オテル・ド・ヤマダ フォーシーズン』でのお話です。

ビオ系のアロマティックな白を2本出して、そのあとに1999年物のシャルドネを出しました。
それが次の2本なんですね↓

『1999 ムルソー・クロ・ド・ラ・バレ コント・ラフォン』

『1999 キスラー シャルドネ ヴァイン・ヒル ヴィニャード ルシアン・リヴァー・ヴァレー』



双方共に見事なシャルドネだったのですが、新大陸の『キスラー』の方が熟成の色合い濃く、
香りもスパイシーで蜂蜜のニュアンスを帯び、甘くトップリと解けており、
絶妙なお味でした。

『ムルソー』は未だに粘りや張りがあって、香りもクローズぎみ、
大ぶりのグラスで1時間ほど待って、やっと開き始める経過でして、
当方の計算どおり・・・

『キスラー』のゴージャスさを、同年の新大陸と見るのか?
はたまたグラン・クリュのそれと見るのか?つうことなわけだ♪

まあ、参加の皆様はホボ同数で意見が分かれましたので、
ある意味イイ流れであった、とジコマンに浸っております。

それにしても、15年の熟成期間で、『キスラー』はこんなにも化けるんだ!
オドロキでした。

これだったら、コスパ的にも納得の一本!
目の飛び出るようなブルシャル・グラン・クリュに投資するのは、はたしてどうなのか?

よく考えなくちゃあならんでしょうね・・・

では!

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