The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

『パパジイの会』、中盤メドック3本の流れ・・・

2014-04-06 05:55:18 | ワイン
『2006 シャトー・ポンテ・カネ ポイヤック』
『2000 シャトー・ラ・ラギューヌ オー・メドック』
『1999 シャトー・デュクリュ・ボーカイユ サンジュリアン』



さて、本来の会のテーマは?と言いますと、スーパーセカンド級のボルドー!
とのことでしたのですが、真面目にその約束を守ったのはワタクシだけ・・・

でもそんなことなど、されかまなくても、この3本のメドックはいずれも美味しかった!

最近富に好調なポイヤックの雄『ポンテ・カネ』は、その地所のティピシテを踏襲し、
シリアスで優雅な本流のメドックの香気を発し、味わいは堅牢ながらも、
たっぷりとした奥行きを見せている。



2000年と言う世紀のヴィンテージの『ラ・ラギューヌ』は汁気がタップリで、
実に果実味が心地よい、『ポンテ・カネ』との並べ飲みは魅力的で、
メドックの多様性の面白さを堪能した。



そして『デュクリュ・ボーカイユ』・・・
これは正真正銘のスーパーセカンドで、そのワインのメドックとしての正統性や、
その先の優雅な熟成によるメタモルフォーゼの行く末をも垣間見せ、
ボルドーここにあり!の気概を感じさせてくれたんですね・・・

西洋杉や、珈琲のトップに熟したカラントにプラムを感じ、
僅かですがナッティーさとオリエンタルな香辛料のアクセントが心地よし!



さてさて、美味しすぎて、飲みすぎた夜、
フツーなら懲りるけど、あまりにも楽しすぎた・・・

ハンセイもほどほどに、またよろしく!というのはワタクシだけだろうか?